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執筆者の写真yamashina shigeru

その命に報いたい

いのちを伝え、いのちを繋げ続けていきたい Vol1

名刺を作らせていただいた方との対談動画です。

土遊野の河上めぐみさんとの対談です。


▼土遊野

五感で“生きていること”を実感できる里山、いただく命と食べてくださるパートナーに「ありがとう」。この支え合う農の営みを、次世代にも繋げていきたい。

土遊野(どゆうの)では農薬・化学肥料を一切使わず、人にも環境にもやさしい作物を育てています。



新しいチャレンジ


土遊野で農業始めて11年。

会社の経営は5年。


今も変わらず棚田でお米を栽培している。

年々田んぼの規模は広がってきている。


最初は、家族合わせて6人ぐらいの規模だったのが、牛乳事業などを引き継いだこともあり、家族以外に12人が働く規模となり、家族経営から組織経営に変わってきている。


両親の想いをそのまま引き継いできているのだけど、「里山の有機農業で経営できるようにならないと次に繋がっていかないな」と自覚し始めた。


高齢化、人口減少、担い手不足、耕作放棄地


どうしたら、農業やってみようと思ってもらえるのか。

自給率は下がっている。

とはいっても、国としては貧しいわけではない。


食べることと、いのちをいただいていることが離れていて、食べ物が消費物になっている。

人々の生活が、自然や生き物とのつながりから遠くなっている。


この10年、田んぼ耕し、自然から得た有機物を与え、それがお米となり、売ってきてた。

ニワトリもそう。

いのちをたくさんいただいている。


その命に報いたい。


農家は、人間社会の中では生産者であり、人間の先頭に立って、他の生き物に手をかけている。


なんでこれを自分がやっているのかと、疑問に思うこともあるが、日々命そのものを生産の糧にしている。

そこに報いるためには、その命を繋ぐ農業を次につなげていきたい。


以前は、分かっている人だけ分かってもらえればいいと思っていた。

でもこの気持ちでは、多くの人には伝わらない。


農業が選ばれない理由はシンプル。

・お金が稼げない

・通年の仕事ではない

・やりがいだけではやっていけない


ちゃんと持続的な経営、やりがいと収入と夢が叶えられるような仕事にしていけば、こっちに向いてくれると思う。


農業の入り口は、教育、子育て、福祉とか、全人類にいろんなカタチで通用すると思う。


農業の現場を継続させていくこと。

伝えていくこと。

これを両輪にしていきたい。


これからお米の面積が増えていく。

マーケットも必要になってくる。


そこで、学びと人脈を広げていくために、ビジネスチームに入った。


つづく。

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