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執筆者の写真yamashina shigeru

なんのために



君子の儒 小人の儒

これはどんな違いがあるのか。

儒とは「学者」という意味で捉えることもできるが、 「教育者」 「起業家」 「フリーランス」 「医者」 「社会人」 など、自分の立場に置き換えていろいろ変えて考えることはできるだろう。


見た目は同じ職業、同じ立場であっても、社会的な地位が上、影響力が上の人もいっぱいいるだろう。

その中で、君子と小人はどうちがうのだろうか。



大きく考えて、2つの違いがあるのではないだろうか。


ひとつは目的。 「なんのために」その仕事をしているのか。


自分のためなのか。 社会のためなのか。


小目標は自分のためであっても、大目標にあるのは何か。

そこを問うているのが、君子と小人の違いになってくるのだろう。



もうひとつは、やはり「仁」、思いやりなのだろう。 そこに思いやりはあるのかどうか。


学者になるにせよ、起業家になるのせよ、 その職業や立場になるまでに、周りを思いやる気持ちがあったのかどうか。 思いやりを育んできたいのか。

その立場になってから、この先も何を大切に行動しているのか。


ここも問われているのだろう。


「なんのために」の追求と 競争ではなく共創の中から立ち上がる。


ここに君子の儒と小人の儒の違いがあるのではないか。

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