おあとがよろししいようで
喜多川泰 著
読了
自分の人生を生きる
人に尽くす生き方
この2つの生き方は、一見正反対の生き方のように思える。
しかし、矛盾はない。
その納得解を発見するのに、約1年程考えてきた。
いまは、もう悩んではいない。
喜多川さんの本は、毎回いろんな切り口を与えてくれる。
読み手が変われば、どこに刺さるかも違うだろう。
まず感じたことは、懐かしさだ。
高校卒業後、進学で富山から大阪にでてきて、1人暮らしを始めた時のことを思い出した。
すごく、すごく、懐かしい気持ちが思い出された。
特に鍋など、大学時代、毎晩のようにしていた記憶がある。
感想は。
最初に記載したことに戻る。
自分のために生きる人生
他人のために生きる人生
この2つはひとつなんだ。
分けることができない。
どの視点で見るかというだけのことかもしれない。
自分と他人のあいだに、「縁」があるだけ。
その縁をどうするか、どう考えるか。
そして何より「縁」を考える上で、今回は物語の中で「落語」が大きなカギになっていた。
過去これまでの人類が何を考え、どんな判断をしてきたのか。
平均値ではなく、どんな多様な個人がいたのか。
そういった歴史を知るということが、どれほど価値があることか。
それを再認識させてくれることにもなった。
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