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  • 執筆者の写真yamashina shigeru

ややもすれば

水泉動 しみずあたたかをふくむ



妻と河川敷を走っているときに、 「寒いけど、春が近づいている感じがする」と。


気温はまだ寒さが続くと思うんだけど、自然の変化は少しずつ春に向けて動いているのかもしれません。 日曜日の大阪はすごく天気もよく、暖かかったせいか、末っ子は、もう夏だ!と、ひとりはしゃいで、人工的に作られた泉に飛び込みました。

都会のど真ん中にある泉なんだけど、そんなことしているの末っ子だけ。

それがまた、すごく自慢気だった。 妻にその状況を伝えると、むちゃくちゃ怒られました。


地中の陽気を感じてみたいと思います。


【動】 「動」という文字で「ややもすれば」という読み方がある。 「動すれば」と記載する。

ほっておいても、いつのまにか「ある状態」になりやすい。 という意味。

「動」の漢字は、重い荷物を力強い腕で動かすというような表現でできているのだが、「ややもすれば」に関しては、目には見えない力で、物ではなく「状態」が変化するときにも使われる。

すごくオモシロイ。


#72プロジェクト 72プロジェクトとは、日本の七十二候に向き合い、生活の中の変化に出逢うプロジェクトです。 そのことで、 ど真ん中を生きる中で、命の縦軸を慮る。 (生まれ育たった風土と自分の関係性)


ど真ん中を生きる中で、未来への絆を深める。 (生活の中の気づきを子どもたちへ伝承)


ど真ん中を生きる中で、今に思いを馳せる。 (営みの中の小さな変化への気づきを察する)


そういったプロジェクトです。 七十二候のパステルアート ここあーと みやばやし ともこ

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