top of page

コインの表と裏

更新日:2020年10月15日



修身教授録

第35講 為政への関心


教育と政治。

この二つは正直、今まで繋がっていなかった。

それはぼくだけではないのではないか。

もしかすると、そのこと自体が今の日本の問題なのかもしれない。


歴史を振り返ると、偉大は教育者の多くは、政治を志していたという事実も気づかされた。


人間救済の情熱は、これを大別するとき、結局、政治と教育という二つの現れ方をするといってよいでしょう。
すなわち政治は外を正すことによって、内をも正そうとするものであり、教育はこれに反して、内を正すことによってついには外をも正そうとするものであります。したがってその現れる方向こそ違え、政治と教育とは、本来不可分のものでなくてはならぬはずであります。

では、人間救済とは何だろう。

人が人を助ける。それはすこし傲慢なようにも感じる言葉だ。


弱き者を助けることは、救済になるのだろうが、それだけの意味ではないように感じた。


つまり、

教育とは、志を抱かせることであり、その人の魂に火をつけること。

政治とは、志を抱いた誰もが、胸を張って歩め、いくつになろうがチャレンジできる社会に整えていくこと。


それこそ人間救済の道であるのではないだろうか。


本来、教育と政治はコインの表と裏のような関係なのかもしれない。


何が正義であり、何が公平であるかを議論することも重要ではあるが、政治を志す者が、教育と政治の関係をどのようにとらえているか、また、ひとりの志をどう大切に思いやり、カタチにしていくのかを真剣に考えているか。


そういった視点を持つことで政治に興味をいだくことができそうだ。


最新記事

すべて表示
自己反省

修身を学ぶ会富山 第11講 長所と短所 今回のテーマは、 内面の長所と短所 、そして 外面の長所と短所 に、私たちはどのように向き合うことが大切なのか、というものだった。 長所をどう伸ばすのか。 短所をどう受け止めるのか。 一見、よくある問いのようでいて、しかし掘り下げていくと、とても根の深いテーマである。 まず、内面――精神面の成長について考えたとき、単純に「長所を伸ばす」「短所を克服する」とい

 
 
 
発願

修身を学ぶ会富山 第9講 発願 「道の上では師に譲らず」 第9講の最初のところに、この言葉が紹介されていた。 この言葉にすごく似た有名な論語の章句がある。 仁に当たりては 師にも譲らず 自分の心にある「仁」。 思いやる心、相手を大切にしたい気持ち、大事にしたい気持ち。 自分が一生ついていこうとする尊敬する師がいるとして。 その師からのお願いだったとしても、自分の中にある「仁」に反することであれば、

 
 
 
希望の種を拾う

修身を学ぶ会富山 第7講 身代わり 小学校の低学年だったころ、同級生が雪の事故で亡くなるという出来事が起きた。 当時担任だった、いつもやさしい女性の先生は、事故後、まるで別人のように表情が硬くなり、少し冷たい空気を常にまとっているようになった。 その変貌ぶりがあまりにも印象的で強く記憶に残っている。 きっと、その時の担任の先生は、感じるの必要のない「責任」と、死を覚悟したのかもしれない。 数か月間

 
 
 

コメント


bottom of page