あなたの「種」と対話するコーチ Vol8(動画はvol10)
青森県で、プロコーチとして活躍している、cocoセッションの佐藤 智絵さんとのど真ん中名刺づくり。コーチングスキルも利用し、高校生の部活(なぎなた部)の指導もされており、連続インターハイ出場するチームに育てる。 ど真ん中名刺制作風景、前回からのつづき。
▼cocoセッションの紹介
かなり終盤となってきました。自分が心から提供したいと願っているバリューは何か。
それを言語化していきます。
たとえば、これまでの対話の中で見えてきたことを素直に言語化すると、
「私はあなたの中にたくさんの種があることを信じている」
でもいいのかもしれない。
講座依頼の内容は、「コミュニケーションを円滑にしたい」「コミュニケーションを強化したい」「自信を失っている人に自信を持たせてあげたい」など。
コミュニケーション大事だよねと、おもっている人と私が共鳴して出逢っている気がしている。
コミュニケーションが大事なのはわかるけど、何をしていいかわからない。
そのときに体系だったスキルを提供していく。
その前提として、「信じること」の大切さは伝えている。
たとえば家庭の中で、娘と夫とのコミュニケーションのベクトルのずれに気づくことがある。
(娘)「あっちにいきたい」
(夫)「夜だから静かにしようね」
全く会話がかみ合っていない。
言葉のベクトル方向が違う。
そのベクトルを合わすことをお手伝いしていきたいなと思う。
今語られたように、芽がでた後の方法はいっぱいあって、しかもすごく分かりやすい手段が多い。もちろん、それを求められることを伝えていくことは、すごく喜ばれることであり、成果があがるだろう。
ただ、智絵さんの価値は、種を撒いて芽が出るまでの間で、「信じてあげる」ことから始めること。LIVEをすること。
まず「種を撒く、または、種に気づく場をつくっていくこと」が提供したいことなはず。
名刺なので、自分ができることを伝えたい。
たとえば、1on1でのライブもそうだけど、畑に行って土作りのノウハウを教えるのも仕事だと思っている。
コミュニケーションという、いい土壌を作りませんかと。
「土づくりコンサルタント」として、伺うみたいな。
これまで「種を撒く」という言葉にずっと引っ張られていたように感じる。
「種を撒く」という言葉には、撒く側が主導権を握っていて、種もこちらが管理しているイメージがある。
そうではなく。
全部の根底にあるのは、「種はすでにある」ということが大事で、それを信じてあげることなのではないか。
あなたの中に種はある。
必ずある。
「ある」ことが前提であり、いい土を作りましょうという関わりもあるし、芽がでるまで見届けることもできるし、いろんな手段はあるが、まずは「あなたの中に種があることを信じてあげる」ことがスタート。
せっかく種があるのだから、撒きましょうよ。
どうせ撒くんだったら、芽がでるところに撒こう。
育ててみよう、いつ、どんな芽がでるか分からないけど。
芽がでたら一緒に喜びましょうよ。
種があるのだけど、どうしていいか分からないという依頼もある。
自分自身についてもそう。
自分がどんな場所で咲きたいか分からない。
そこを一緒に探ることもLIVEでしていること。
自分の種を知る、気づくことも大事。
「あなた」ではなく、「あなたの種」と対話する。
「あなた」とLIVEをするより、私はあなたの中にある「種」とLIVEをする。
もともと、本質にすごく興味がある。
その人の本来の力が種なんだと思う。
ワークシートに記入した智絵さんにとっての仕事の本当の意味
「人が本来の力を発揮しながら、相乗効果が起きる日常」
相手が語っている言葉や表情に同調しながら対話するよりも、あなたの中にある種を信じて、私はあなたの種と対話をしたいんだ!というスタンスでコミュニケーションしていく。
そのスタンスこそ、深いコミュニケーションとなり、新しい価値を生み出す。
そんなことはあるのではないか。
あります。
種と対話することが、深いコミュニケーションであり、その体感をみんな欲しているのではないか。
ここにすごく興味があります。
つづく。
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