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執筆者の写真yamashina shigeru

デザイン経営

大事なことは、全部キャンプが教えてくれた

山井梨沙 著



スノーピークス3代目社長が書かれた本。

 

ビビットきた箇所は3つある。

そのうち2つは、ひと目でわかる図で表現されていた。

デザインの力を存分に理解した表現だった。

 

残りの一つは言葉なのだが、それを紹介する。


「物売りを優先して稼ぐAさんと、あまり売れないけどユーザーの幸せを優先しているBさんがいたら、どちらを評価しますか?」
スノーピークスの場合は、ユーザーの幸せを優先できているBさんを評価します。ただ、スノーピークスでは、ユーザーの幸せを優先している人は、売ろう売ろうとする人よりも、結果的にたくさん売ることができています。

ここだ。

 

この本のサブタイトルに「デザイン経営」とある。

スノーピークスは、第1回デザイン経営優良企業として国からも評価されている。

まさにそれを物語る言葉が上記の内容だろう。


問いの答えが、そもそもの問い自体を崩壊させている強さ

この強さを作っていることがデザイン経営なのではないか。

AかBかという二者択一の問題なのに、その答えがBだといいつつ、B=Aでもあるという解説。


なぜBさんが売上を上げることができるのか。

ここを個人の力に依存するのではなく、組織の力として成立させているのだろう。

それこそ、デザイン経営なのだ。



個人がど真ん中を生きる。

つまり、自分のスキル×社会貢献×ワクワクといった3つが重なる部分を見つけ仕事として生きること。

その生き方を個人から組織に広げようとしたとき、その生き様こそ売上に貢献することになるという価値を生み出すことができるかどうか。


これがぼくの次の課題になる気がしている。


お店側とお客様側の境界線をどう曖昧にするか

コミュニティと個の才能の活かし方のバランス感覚

meからweへの視座の拡張


この辺がポイントになる気はしている。

なんとなくここをディスカッションしていきたい。

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