ビジョンはある
- yamashina shigeru
- 5月4日
- 読了時間: 3分
更新日:5月8日
旅人な生き方(2)
農業を手伝いながら旅人な生き方を目指す、河岸祐夏さんとのど真ん中名刺づくり。
大学卒業と同時に、困難を抱えた青少年たちが農作業を中心に共同生活を送りながら協調性・忍耐力・責任感を少しずつ身につける「はぐれ雲」で、一緒に共同生活をしながら働いている。
はぐれ雲
前回からのつづき。
前回、農業を志していた中で、「人生は大航海みたいなもの、いろんなところに港をつくりなさい」という言葉に出会い、、農業×旅という生き方を選ぶ。
今回は、その旅の到達点について伺った。
(河岸)
何の根拠もないが、30歳ぐらいには自分の農園がほしいと思っている
今22歳なので、あと8年。
途中何があるかわからないですが、30歳が目安です。
(山科)
農園をどこでするのかは決まってる?
(河岸)
できれば、富山が理想です。
地元であれば、これまでお世話になってきた人たちに直接的に、または間接的に恩返しができる。
富山が好き。
結局そこなんです。
何もないと言われるけど、「ある」と言いたい。
何もないからこそ、ある。
夕日を眺めているだけで、絶景だと感じる。
(山科)
旅人は、還る場所をもっている人。
還る場所があるから、旅が成立する。
還る場所とは、具体的な場所かもしれないし、あり方なのかもしれない。
そういった軸があるから旅ができる。
そう考えるならば、名刺に表現すべきは、旅人である自分が、自分に戻れる場所をどう表現するか、になるのでは。
(河岸)
わたしにとって還る場所は、自分の農園を持つことかもしれない。
(山科)
ここでひとつ考えないといけないのは、30歳で農園をもつという夢を語ってもらったけど、富山であれば、すぐにも農園をもつことができるはず。
なぜ、未来に設定する必要があるのか。
(河岸)
実は理由があります。
「いろんなところに港をつくる」という言葉があったと思う。
農業と旅の後ろに隠れたキーワードがある。
大学で学んだのは福祉で「生きづらさ」というテーマがある。
自分自身も旅をする中で、それまで感じていた生きづらさから解き放たれた人間でもある。
まだうまく言語化できていないのですが、全国に港のようなところをつくり、その「港=つながり」を活かして、人生に悩んでいる人たちが、私が発信する情報をみて、つながりが生まれる未来を描いている。
この港を作るには、私が実際に会いに行って、どんな人なのか、どんな場所なのかを知りたい。
そのためには現地に行かなければならない。
農業を始めてしまうと、旅に出られなくなる可能性がある。
だからこそ、8年ぐらいの間に、港づくりをしたい。
港づくりができれば、農園に留まろうと思っている。
だからこそ30歳なんです。
農園という拠点と、全国の港=つながりを組み合わせて、野菜を食べたり、つくったりと経験を通して、生き生きとできるテーマパークのような場所をイメージしている。
農園に関しては、変わらないイメージ図があります!
つづく。
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