top of page

ブレーキの正体

  • 執筆者の写真: yamashina shigeru
    yamashina shigeru
  • 2023年12月20日
  • 読了時間: 1分

修身を学ぶ会富山


第29講 人生は妙味津々


人生は妙味津々と感じる力は、すごく大切だ。

ただ、いつもそう感じることができるかというと、できない。

不思議なもので、家族の問題になった瞬間に、妙味津々という心ではなく、苦の世界に見えてしまう。


なぜ、家族の場合はそうなってしまうのだろうか。

家族以外のことで、自分の身に起こる苦しいことは、大半なことは、妙味津々だなと受け止めることができるし、死が迫りくるような深刻な話を友人から相談されたとしても、心を乱すことなく受け止める自信はある。

にもかかわらず、いざ自分の家族のことになった瞬間に、苦の世界に陥ってしまう。


森信三先生の言葉を借りると、「我」に引っかかっている、とある。



自分は、「我」と「家族」を一つとして捉えているのか。

しかし、純粋に「我」だけなら、妙味津々な態度をとることはできる。


「我」が傷つくことを恐れているのか。

自分の利害を大事にしているのだろうか。

プライドが邪魔をしているのか。


正直、まだ答えがだせない。


その答えの出ない態度が、家族にも伝わり、不安にさせているのだろう。


家族ごと、ジブンゴトも含めて、人生は妙味津々で生きることはできると信じている。

しかし、ブレーキがかかっている。

 

そのブレーキの正体を知りたい。

あまりにも未熟すぎる自分がそこにいる。



最新記事

すべて表示
意図せず世代を超える

修身を学ぶ会富山 修身教授禄続 第2講 立志 「死後に生きる」というテーマに対して、すごく共感していた時期があるのだが、一度躊躇した時がある。 「人生二度なしという覚悟で生きているが、死後に何かを残す生き方は選びたくない」 そんな声を聴いた時だ。...

 
 
 
醜さ

修身を学ぶ会富山 第6講 意地と凝り性 ひとかどの人間になる人は、小さい頃から、いろいろその特徴がある。 それが、「意地」と「凝り性」だということ。 ただ、どちらも、そのままだと、他者との比較の世界だったり、 醜い人間の欲望 である。 それを純化させていくことが大事だ。...

 
 
 
開講のことば

修身を学ぶ会富山 第1講 開講のことば まず感じたのは、森先生の生徒に対する厚い信頼だ。 どんな経緯で進路を選んだにせよ、この道を選んだということは、そこに少なからずの志があったのではないか。 大きな志がある人、何んとなくという思いの志。 いやむしろ、志など私にはない。...

 
 
 

Comments


bottom of page