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プロセスエコノミーの説明なし

プロセスエコノミー

尾原和啓

読了。

 

なんだか影響されそうだなという感情と、なんとか内容を察することができたので手に取らないようにしてたんだけど、、、読みました!

書かれてあった内容の紹介です!


ree

 

Effectuation(エフェクチュエーション)

バージニア大学ダーデン経営大学院の教授が提唱している起業家的な問題解決アプローチ。

5つのステップのアプローチだ。


1. Bird in Hand(自分の手の中に青い鳥はいる)


自分のなすべきことは、外にあるのではなく自分の手の中にある。

そこをまずよく観察し、mean(仕事の本当の意味)を理解するところから始める。

それが理解できれば、手段はひとつではない。手段は多数あることに気づく。

この意味を理解することで手段のこだわりがなくなるというステップは、とても重要だと思う。

 

2. Affordable Loss(許容範囲内の失敗)


そもそも失敗することを前提として、実践を企画する。

正解がわからない世の中で博打をする必要はない。

なんども実験と適用を繰り返すこと(EAチェーン)ができることを前提として、企画する。


コワーキングスペース

ありがとうプロジェクト

駄菓子屋

養蜂

ぼくのこれまでの実践活動すべては、同様な考え方をベースにしてきた。

うまくいかなかったとしても、リスクを極力ゼロになる仕組みかどうか。

最悪自分ひとりでも回すことができるかどうか。

この2つのポイントは大事にしている。

むしろ怖がりなんだと思う。

大事なのは、実践スピードかな。

 

3. Patchwork Quilt(パッチワークキルト)


meanを理解したうえでの多様な実践と実験なので、どの手段も一見つながってないように見えて、すべてには意味があることであり、どの実践からも多くの学びが得られる。

そして最終的には、原点となる仕事の意味につながっていること。

これら多様な実践から得た経験や人脈を柔軟につなぎ合わすことを常に考える。

 

4. Lemonade(レモネード)


レモンだけではすっばいがハチミツを足して水を加えることで最高の飲み物となる。

そんなような偶然的な予期せぬ化学反応に目を向ける。

既成概念をある程度緩めて可能性を信じる。

やってみないとわからないことだらけ。

そのことを忘れない。

 

5. Pilot in the Plane(飛行機のパイロット)


うまくいっても、うまくいかなくても、コントロールしている中心には必ず自分がいること。

他者の影響がないとコントロールできないような状態にならないこと。

常に意志動詞的な実践を心掛ける。

 

この1~5のステップを進むのがエフェクチュエーションなんだそうだ。

まさにど真ん中を歩むストーリーと同じである。



 

アウトサイド・インからインサイド・アウト

 

成熟社会では、アウトサイド・イン型商品よりも、インサイド・アウト型商品のほうが売れやすい。

つまり、「あなたの物語にはきっとこれが必要ですよ」というストーリーよりも、「私の物語は、きっとあなたに新しい価値を生み出しますよ」というストーリーが好まれるということだ。

 

ここには如何に主体的に生きるかが問われている。

座右の問いであれば、社会や誰かの正解を軸にした問いを立てるのではなく、自分が何を美しいと感じるのか。

自分中心の美的感覚から座右の問いを生み出す。

 

ど真ん中名刺完成をさせるポイントでも、相手に名刺を渡したときにどんな風に思われるかということではなく、そもそも自分が名刺を手に取って、心から心地いいなと思える名刺になっているかどうか。


このインサイド・アウト型視点はすごく重要で、ついついアウトサイド・イン型に向かう可能性がある。

ここは自分を信じる力も必要になってくる。ただ度が行きすぎると、周囲が見えなくなってくる危険性もある。

自分の成長と同様に、素直であること。相手を思いやる心を育てること。

インサイド・アウトであればこそ「修身」が大切になってくるように思う。



 

「will」「can」「must」の順番を間違えない

 

順番は、must→can→wiiが一般的です。

まずはやらなければならないことに向き合い、そこで経験を積むことで「できる」こと、得意分野が生まれる。

そして、信頼を獲得していき、やりたいことができはじめる。


実は最近この順番ではない方にもお会いするようになった。

willでしか生きない方だ。

そんな生き様に出会うと、どうしたってかっこいいなとぼくも思ってします。


でも、willにこだわって生きている人にも、よくよく真剣に人生の物語に耳を傾けてみると

must→can→wiiの物語をもっている。

 

ど真ん中を生きるひとつめの循環と全く同じ内容だ。


must(やらなければならないこと)に向き合うことで、can(できること、得意分野)が生まれ、それをしっかり循環させていくことで、needs(世の中にどんな社会課題があるのか、誰を幸せにしてあげたいのか)と、wants(自分は何に喜びを感じるのか)に気づき始める。


それができれば、3つの実践(will)が見えてくる。

だったら、やってみたらいいじゃないか!と。

そのときに、最初に紹介したエフェクチュエーションのステップが効果的なのだろう。


今後のど真ん中エディットワークをしていく上で、非常に参考になる情報が満載でした。

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