top of page

一貫性を保ち、重ね合わせていく

2024年3月6日
読了時間: 2分

訂正する力

東 浩紀 著

読了




対話について。

ミハイル・バフチンというロシアの文学理論家の言葉が紹介されていた。


対話の定義とは、「いつでも相手の言葉に対して反論できる状況がある」ということ。「最終的な言葉がない」状態。

これは、議論を対立させ続けるということではなく、お互いが言葉を発しながら、新たな言葉を創り上げていく行為だということ。


自分の発言が、相手に影響を与え、相手が発言する。

その言葉を聞いて、自分の言葉に変化を与え、さらに言葉を足していく。

そうやって、お互いが自分の最初の発言に固執するのではなく、影響しあうことを許容しながら、訂正していき、新たな言葉を生み出していく。

脱線を許し、ゴールを目指さない。

それが対話なんだと。


これは、まさにど真ん中名刺をデザインしているときにこの現象が起きる。

「屋号にどんな言葉を添えると心地よいか。」

これは対話を通じて、奇跡のような感覚で生み出されていく瞬間がある。


このときに使われているのが「訂正する力」なんだと。

お互いの発言を否定するとも肯定するともなく、変化を許容し、訂正を加えつづける。

新たな意味、新たな物語を与えていく。


まさにエディットワークだ。



本書の最後にまとめとして、このような言葉が書かれてあった。


縄文と弥生、朝廷と武士、攘夷と開国、作為と自然・・・。
本書では第三の道を掲示します。「自然を作為する」という立場です。変化を変化として許容しながら、それでも一貫性を保つ立場です。そのような立場を生み出す力こそ訂正する力です。

ぼくがどこまで理解できているかは定かではないが、ど真ん中エディットワークで向き合ってもらいたいテーマは、まさにこの表現どおりのことだ。


やらなければならない仕事。msut

他者から求められている役割。needs

自らやりたいと思うワクワク。wants


この3つを一貫性を保ちながら、どう重なり合わせていくか。

 

これは論理的にどうかというよりも、そこに物語があるか。

「じつは、・・・・である」と新たな解釈を生み出すことができるか。


ここがすごく大事だと思っている。

まさに訂正する力、編集する力だ。


訂正することに果敢にチャレンジしていく。

ど真ん中エディットワークでは、それを目指しているんだと、背中を押してくれたような本だった。


と、解釈してもいいよね。それこそ訂正する力だと思う。

最新記事

すべて表示
いまはむかし

数か月前、息子から新作アニメをいくつか教えてもらった。 「天幕のジャードゥーガル」 「逃げ上手の若君」 「ワールド イズ ダンシング」 ここ数日になって、「この3つ、つながってるやん!」と気づいた。 モンゴル帝国。 元寇。 鎌倉幕府の滅亡。 南北朝の動乱。 足利義満。 観阿弥。 世阿弥。 そして能。 さらに、その先にある現在の日本。 そんな一本の大きな流れが見えてきた。 13世紀。 チンギス・ハン

 
 
 

コメント


bottom of page