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人いずくんぞ隠さんや

  • 執筆者の写真: yamashina shigeru
    yamashina shigeru
  • 2019年10月29日
  • 読了時間: 2分

子曰く、 そのなす所を視、 その由る所を観、 その安んずる所を察すれば、 人いずくんぞ隠さんや。 人いずくんぞ隠さんや。


ど真ん中名刺ワークショップでは、最初に簡単な自己紹介をしていただいています。

今まで下記のお題に沿って自己紹介してもらっていた。


1、あたなの師は?

2、あなたの目標は?

3、あなたがここまでに至る経緯は?

4、あなたが影響を受けた本は?

5、あたなにとっての友は?


次回から、この論語に沿った自己紹介をしてもらおうと思っている。


1、そのなす所

2、その由る所

3、その安んずる所


あなたは今どんな行動をしているのか。

それは何のためにしているのか。

それは、どんな結果どんな満足を得たいと思っているのか?

この3つを知れは、本性は隠すことができないということです。



ではど真ん中名刺は、何のためにしているのか?


ひとつの答えは、死を覚悟したからです。

ひとはいつ死ぬか?

命がなくなったときではなく、人々から忘れ去られたときに死ぬ。

であるならば、忘れられない仕事を、今自分がやるべき立場から考え、自分もワクワクしてできることは何か?

その答えが、ど真ん中名刺でした。

ど真ん中名刺を作るということは、常に、自分はど真ん中を生きているか問われる生き方を選択したということです。


軽印刷は、これからの時代では社会から求められていない業界だ。

売上も上がるわけではない。

人口が減る、持続可能な社会という視点からも、印刷業は厳しい立場に立たされている。

 

それでも父は、ひとりでもヤマシナ印刷にお願いしたいというお客様がいる限り続けると、宣言した。

その言葉の真意はわからない。

だけれども、自分がその言葉を聞いて、心が震えたのは事実だ。


であれば、何ができるか。

大げさかもわからないけど、死を覚悟したときに生まれたのが、ど真ん中名刺である。

 

ど真ん中名刺をつくることで、深いつながりが生まれることが最大の喜びだ。

あ、そうだった!と名刺を作る打合せに生まれる新しい閃き。

その瞬間に出会えることも、最高の喜びだ。


ど真ん中を生きることが当たり前になる世の中をつくるには、

自分も、自分が作ったど真ん中名刺の仲間も生き様を見せていくだけだ。

 

生きる。


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