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人を植える道


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ちょうど自然農の大豆の種まきの講習を受けた。


荒れた大地に最初に現れるのは、ヨモギやセイタカアワダチソウ。

彼らは、根を下ではなく、横に伸ばす。

そして他の植物が嫌う化学物質を出しながら群生する。


そしてある時、自分が発する毒にやられて衰退する。

彼らの役割は、土を柔らかくすることだ。


その次にマメ科、イネ科の雑草が生え、土に必要な養分を与える。

 

雑草には、その時その時の大事な役割がある。

 

そして根の役割、葉の役割もある。

葉は、雨を根元に行かないように水をよける役割がある。

根は、土の下から水をえる仕組みになっている。


そう、根元への水はいらないのだ。

いらないどころか、生死に関わる問題なのだ。

水は、土の奥の底から吸うものなのだ。

 

だからこそ、種を植えるタイミングは、水のない乾燥した時でありながら、今から雨が降るかもしれないというタイミングだ。


人間の世界でも共通する内容だろう。


自然から学ぶことは多い。

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