気品とペインボディ
- yamashina shigeru
- 8月22日
- 読了時間: 2分
修身を学ぶ会富山
第8講 気品
約1年ほど毎朝5時からの音読会に参加させてもらっている。
さて、「気品」とは、一代で身につくものではなく、子孫に伝えていくものだとある。
この「気品」に半ばあこがれに近い感情を抱いていた時期がある。
(今もある)
それは、言葉を超えて伝え残せることだったり、
自らも親から気品となる力を渡されているという想いだったり、
表面的な力ではなく、言語を超えた力へのあこがれだったり。
ただ、エックハルト・トールの本には、気品に似てはいるが、逆のネガティブな要素の伝搬があることを記してくれている。
ペインボディだ。
人類が進化していく過程で、世代を超えて繋ぎ、DNAに残り続けてきた傷ついた心、傷から自己を守るための思考癖、パターン。シャドーの存在だ。
それが、あたかも実体があるかのように、自分をコントロールしてくる。
過去から未来に流れているネガティブなエネルギーやポジティブなエネルギーがあることを理解しつつ、「慎独」、つまり、今にあることを大切に生きる。
これは、東西問わず語られているテーマのように思う。
もうひとつ大切なのは、「気品」にせよ、「ペインボディ」にせよ、それが自分だと勘違いしてはならないということではないか。
気品があることで奢らない、ペインボディが自分だと卑屈になる必要がない。
これはすごく難しいことだとおもうだけど、とても大切なことだと思う。
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