第13講 使命の道
自分の使命と国家の使命が繋がり合うことの意味を考える。
これは、まさに今のコロナ禍において、いい悪いは別として、社会全体として真剣に考える風土が育ってきているように感じる。
コロナ禍前のほうが、個人主義的な発想が強く、自分の使命と国の命運のつながりなど意識する人は少なかったはずだ。
それが、これだけ社会全体を巻き込んだ騒動が起きることで、この国に生まれた事実、今現在生きている事実を、真正面から受け入れざる負えないように感じる。
エッセンシャルワーカーという言葉が、まさにそうだ。
つまり、自分の使命と国の使命が強く結びついている仕事のことをエッセンシャルワーカーと呼ぶのだろう。
そう思うと、自分の仕事が、どんな仕事、どんな職種なのかではなく、
「自分の仕事はエッセンシャルワーカーだ」と胸を張れることが大切なんだと思えてきた。
「いやいや、ぼくの仕事はエッセンシャルワーカーなんじゃないと」
そう思う人も確かにいるだろう。
しかし、人生の意味は無限であり、どこまでも深く考えることができるのだ。
ここに希望を感じた。
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