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人間と生まれて


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辱い。(かたじけない)

「ありがたい」のあらたまった丁寧な言い方

「恐れ多い」といった感情を表す言葉で、「ありがたい」「もったいない」という感謝の念を含む日本人独特の感情表現。

恐れ多い×ありがたい×もったいない=かたじけない

 

人間として生まれたことを辱く思うという感覚は、目の前に起こる出来事にとらわれすぎると、ぽっかりと忘れてしまうものだ。

一切の悩みは、比較から生じる、と言われる。

この言葉も確かにそうだ。

ただ、比較する以前に、人間として生を受けたことの恐れ多さ、ありがたさ、もったいなさを心から理解することができれば、ほとんどの悩みはなくなるのかもしれない。


この根本態度を正すところに、修身があるのかもしれない。

一生学びつづける態度こそ必要だ。


辱く思う。

だからこそ、自分にふりかかる一切の事柄を天の命としてお受けするということなのだろう。

まず、その覚悟をもつことが自分を生きる第一歩となる。


これからまた、人となる道の学びが始まるという喜びを感じるとともに、人として何を考え、何をしていくかについての厳しさに向き合っていくことになるのだろう。


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