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執筆者の写真yamashina shigeru

俯瞰することを教えてくれる論語


久しぶりに親子論語塾に行ってきました。

末っ子のお目当ては、論語塾の後にある夏祭り。

なので、末っ子は論語塾はほぼ興味のない感じでしたが、先生はすごくいい授業をしていただきました。

 

東京で領事館の子どもたちと一緒に授業をした内容を教えてくれました。

そのとき2つの質問を子どもたちにされたそうです。



「世界の国数は何か国ありますか?」


こどもたちから190~200ぐらいの答えが返ってくる。

外務省のHPを参考にすると、こんな答えが書かれてあります。


196か国です。これは、現在、日本が承認している国の数である195か国に日本を加えた数です。 最近では、ニウエ(2015年5月15日)、南スーダン(2011年7月9日)及びクック諸島(2011年3月25日)を承認しました。

この文章のポイントは「日本が承認している国の数…」ということです。

つまり、世界の国数は、日本だと196か国だけど、アメリカだと違う数字になるということです。

その国の政府が承認するかしないかで、国の数は変動するのです。

世界の国数は、国によって変わるということです。

 

 

「日本は平和だと思いますが、そうじゃないと思いますか」


二者択一の質問だと、子どもたちは、ほぼ100%平和だと答えるそうです。

しかし、この質問を海外の子どもたちにすると答えが違ってきます。

中国や北朝鮮、ロシアの脅威などを考えると、日本は危険な国だと認識している人が多い。

 

この2つの質問とも、視点が違うと答えが変わってしまうのだ。




仁とは何か?


「例えば、先生から生徒を見ている景色と、生徒のほうから先生をみている景色は全然違います。」

「これは物理的に違う景色ですね。」


「では、相手の立場になって、相手はどう思っているのか、どう感じているのかを察すること」

「この目には見えない景色を察すること」

「これが仁です」


「実は論語では、この視点を変えることを教えてくれています」

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