すべては1人から始まる
トム・ニクソン 著
この本をベースに勉強会をしています。
第11回目 みたらしソース部
7 ビジョンを明確にする
ソース、サブソース関係なく、ビジョンを明確にしていくことが大事であるということを前回学んだ。
では、ビジョンを明確にしていくにはどうしたらいいのか。
それが今回のテーマだ。
「WHAT」の力
①「自分たちは何をしてるのか」
動詞として書き出してみる。
②次に、長期から短期の視点の順にリストアップする。
③そして、すべてが連動している活動であるかを考える。
※余談になるが、この流れは、まさにど真ん中エディットワークで取り組む内容と合致する。
自分のビジョンを明確にする方法
「何をするか」を考えるとき、短期と長期のどちらから考えたらいいのか迷うかもしれない。
ポイントは、自分の天命だと強くつながりを感じるところからで構わない。
ちなみに、長期的なビジョンは、日々のToDoリストに載っていないはず。
ToDoリストにこだわらず、自らの選択で行っている物事にも目を向けて考える。
※ぼくの場合は、「ど真ん中を生きる」ことになる。
「WHY」と「HOW」を活用する
「今私は何をしているのか、何をしようとしているのか」を、時系列に物語形式で書き出すための具体的方法が紹介されている。
①
WHAT 自分たちは何をしているのか
を書き出してみる。
②
次に、WHATに対してWHYを考えてみる。
WHY なぜ自分たちはこれをしているんだろう(過去/整理)
③
そして、WHATに対してHOWを考えてみる。
HOW どうやってこれをしていくのか(未来/迷いに身を委ね、周りと自分の心に耳を傾ける)
このWHAT、WHY、HOWの力を借りて、時間軸を過去と未来に飛躍させ、思考を深めていく。
長期から短期の視点で順に並べるときは、冒頭に「そのために」をつけて明確に理解していく。
オーセンティシティ(偽りのない自分)を表現する
一度言語化できたビジョンが、本物かどうかを確認するために、ベリー・クリア・アイデアの内省プロセスを活用する。
過去でも未来でもなく、「今この瞬間、私は〇〇をしている」というアイデアを頭に思い浮かべた上で、次の問いを問いかけてみる。
「確認の問い」
・これは私に欠かせないものか?
・これは私が望んでいるものか?
・これは私が具体的に求めているものか?
・これは私が好きなものか?
・これは私が願うものか?
・これは私が夢見ているものか?
・これは私の生きがいか?
大切なのは、明確で力強い「イエス」でなければならない。
そうでなければ「ノー」だ。
「ノー」があるなら、次の探索の問いを試す。
「探索の問い」
・私は何が欠かせないのか?
・私は何を望んでいるのか?
・私は何を具体的に求めているのか?
・私は何が好きなのか?
・私は何を願うのか?
・私は何を夢見ているのか?
・私は何を生きがいにするのか?
この「確認の問い」と「探索の問い」を行き来させながら、ビジョンをクリアにしていく。
上記の方法と、ど真ん中エディットワークを活用して、自分のビジョンをリストアップしてみた。
①
誰もが、「ど真ん中を生きる道」をいつからでも選択できる社会を目指す。
すべての人が持つ「物語を生み出す力」と「物語に貢献する力」を掘り起こし、複数の価値を許容し、才能を高め合うエコシステム構築に貢献する。
(大志)
②
そのために、対話をしながら、個々がど真ん中を生きることができる組織とコミュニティの在り方の探究と実験に取り組む。
(ど真ん中・天命)
③
そのために、コワーキングスペース、養蜂、駄菓子屋、オリジナルコーヒー、youtube、古典の勉強会といった多様な人と価値に出逢える活動を行い、人と自然と歴史の中から学び、「地域の暗黙知の図書館機能」及び「志の地産地消」を目指す。
(3つの実践)
④
そのために、本業の軽印刷業として、人と人をつなぐコミュニケーションツールの提供と、マイナーな政治・文化・芸術の広報メディアとしての活動に向き合うとともに、ど真ん中エディットワークによる「ど真ん中名刺」の製作を行う。
(must)
⑤
そのために、まず自分がどうあるべきか、ど真ん中を生きているか。
「こどもたちの気持ちを信じきる生き方ができているか。」
「先義後利で判断できているか。」
といった座右の問いと志を常に意識して日常を生きる。
(座右の問い、志)
⑥
そのためには、自分は誰にとっての周辺なのか、サブソースなのか。
サブソースとしての役目(ソースがシャドウに乗っ取られているときは寄り添う、ソースのビジョンやイニシアチブの言語化をサポートする)を担う。
そのことで、新たな関係性を構築する。
これは「全力で軽印刷」だということにもつながる。
(創造の旅)
⑦
そのために、日頃のランニング、弓道、毎日のありがとうの発見を通して、自分の心と身体からの「言葉」に耳を傾ける、「言葉」を聴く力を養う。
(心と身体のメンテナンス)
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