1対1でその人のお役に立つ Vol4
これからの子供たちに伝えていきたいこと。
ひとつは、情熱。
こちらが情熱的にかかわって一生懸命言葉を選んで届ける。
しかし、残念ながら言葉は届くときもあるが、多くの場合届かない。
大事なのは、知識や言葉ではない。
全力でかかわってくれた大人がいた。
この記憶と経験を残してあげたい。
教え子が大人になったとき、自分も誰かに全力で関わってあげられる大人になりたいと思ってもらえれば。
もうひとつは、
「働くことは最高だぞ!」
「めちゃくちゃオモシロイぞ!」
ということを伝えている。
父は銀行員でした。
いつも仕事から戻ると、シャワーを浴びてご飯を食べて、その後、資料を広げて勉強して、また朝早く起きる。
そんな姿を見てきた。
仕事の愚痴を聞いたことが一度もない。
その姿を見て、仕事はやりがいがあるんだろうなということを父の背中からもらった。
でも、みんなが同じ経験をしてきたわけではない。
むしろ、仕事の愚痴、仕事で疲れた姿を見て育っているかもしれない。
であれば、自分が、
「大人は楽しんでいる」
「働くことは楽しい」
子供たちに、早く大人になって働きたい、という感覚を伝えたい。
ここに、1対1で関わる意味と、尽くしきるという意味が戻ってくる。
本の中で出会った言葉がある。
キリスト教の言葉
神よ、私をあなたの平和の道具としてお使いください
自分にとって、すごく腑に落ちる言葉。
この言葉を毎回唱えてから家庭教師をしている。
ここにも「尽くす」というワードに通じる。
神よ、私をあなたの平和の道具としてお使いください。 憎しみのあるところに、愛を、 罪のあるところに、許しを、 争いのあるところに、平和を、 疑いのあるところに、信仰を、 絶望のあるところに、希望を、 暗闇のあるところに、光を、 悲しみのあるところに、喜びを、 蒔かせてください。
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