すべては1人から始まる
トム・ニクソン 著
この本をベースに勉強会をしています。
第13回目 みたらしソース部
10 組織を変える3つのステップ
チームが6~12人規模に拡大する頃から、成長痛が現れてくる。
理由のひとつは、全員が顔を見合わせて同じ時間を共有することが困難になってくるから。
では、そうなったときにどうすればいいのか。
組織全体に一貫性を持たせるために対処していこうと、誰もが思うのではないだろうか。
そのときに、「組織」というモノをつくろうとする罠に陥る。
・組織図を考える。
・役割分担を考える。
・役職を決める。
これは自然な思考のように感じるが、「罠」である。
なぜ罠なのかというと、クリエイティブ・フィールドから目をそらしてしまうことになりかねないから。
クリエイティブ・フィールド(創造の場)とは
ビジョンの実現に必要な協力者やリソースを引き寄せ、各自の貢献を束ねて一貫性を生み出す重力場。
ビジョンの実現に向けて一緒に行動していける草原や放牧地のような物理空間。
この2つを合わせた場のこと。
組織図や役割を良かれと思い、無自覚に決定していくことが、このクリエイティブ・フィールドとの繋がりを崩すことになる。
では組織とは?
組織は動詞的な現象として「実践する」ことと捉えてて、名詞的に実在する何かを「つくり出す」とは捉えない。
これは名言に近いのではないか。
ぼくらは「組織」と聞くと、つい、役職名や組織図やシステムを想像しがちだ。
しかし、それを組織ではない。
そこに実践があることこそ大事なのだ。
つづく。
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