top of page

始まりも終わりもない

第4講 生命の愛惜



「人生二度なし」

は、過去よりも、今ここから未来へ思いを馳せる言葉だ。

今ここから、人生をどう生きるか。


それに対して、

「生命の愛惜」

は、人間として生まれた奇跡にどれほど感謝できるか、命のはじまりに思いを馳せる言葉だ。

 

しかし、それは本当に難問だ。

あたり前であるものであればあるほど、感謝の心を表面的ではなく、心深く思うことができるかどうか。

これは正直一大事だと思えた。

 

人間が作り上げた文化や芸術の原点には、この生命の愛惜を忘れないようにする意志があるように思う。


私たちは、地球人、日本人としての大きな巨木の先端にある一枚の葉なのであれば、葉の命が尽き、土に還り、巨木の栄養となる。


この営みを考えた時、始まりも終わりもない。

だからといって、この人生は意味のないことだということではなく、巨木の栄養になるということは、この命が数えきれない多くの人々、多くの未来に、ほんの、ほんの少し影響を与えることとなる。

だからこそ、人生二度なしと自覚して生きることは、大切な責務なように思えた。

最新記事

すべて表示
服装

修身を学ぶ会富山 第10講 肉体の護持 最近、妻から服装について注意されることが増えた。 なにも、立派な服やおしゃれな服を着てほしいということではない。 50歳を超え、それなりの経験と学びを重ねてきた中で、内なる人間的成長と服装の「周波数」を合わせてほしい、ということだと理解している。 服装以外にも、「魂を傷つけてはいけない」と注意される。 何かを我慢すること、本当に望んでいるものを諦めること。

 
 
 
無限の時間を生きる

修身を学ぶ会富山 第13講 伝記を読む時期 偉人とは、自己の生命を最も深大に生きた人と言えるでしょう。 今回は、この言葉が心に留まった。 どこまで深く生きるか――そこには制限がない。 では、ここでいう「深さ」とは、どのように捉えるべきだろうか。 肉体的な生命の長さには限りがあるが、生命を深く生きることには制限がない。 この「制限」という言葉の含みには、「時間」をどう捉えるかという問いがあるのだろう

 
 
 
自己反省

修身を学ぶ会富山 第11講 長所と短所 今回のテーマは、 内面の長所と短所 、そして 外面の長所と短所 に、私たちはどのように向き合うことが大切なのか、というものだった。 長所をどう伸ばすのか。 短所をどう受け止めるのか。 一見、よくある問いのようでいて、しかし掘り下げていくと、とても根の深いテーマである。 まず、内面――精神面の成長について考えたとき、単純に「長所を伸ばす」「短所を克服する」とい

 
 
 

コメント


bottom of page