ソース原理についてVOL2
行動科学研究所所長、岩田洋治さんと、ソース原理について対話させていただきました。
▼行動科学研究所
個人と組織のエンパワーメントをサポートする。
ひとりひとりがど真ん中を生き、かつ、チームをつくることは可能か。(前回の問い)
(岩田)
ソース原理を学んできて、今の疑問に対する答えは、どのように見出してきたか。
(山科)
ひとつの答えとして、ソースとサブソースの関係の章の中の、特に「サブソースになるには」という解説の中に、大きなヒントがあったように思う。
サブソースの大事なポイントは、自分のビジョンを一番大切にするということ。
これは、当たり前のように聞こえるが、現実はなかなかそうはいかないはず。
サブソースまでの関係にならずとも、自分が誰かの仕事を手伝っている状態のときって、自分が属している組織の意向を優先させようとする。
自分のビジョンを表に出すことを自主規制してしまうのではないか。
サブソースであろうが、自分のビジョンを一番大切にするということは、何も変わりないということ。これはすごく大きなヒントとなった。
次に感じたことは、サブソースの役割について。
サブソースの役割は大きく2つある。
ひとつは、ソースのビジョンの言語化をサポートする。
自分が誰かのサブソースになろとうするのであれば、まずソースの想いを腹落ちするまで「聴く」こと。
なぜその想いに至ったのか。
どんなビジョンを描いているのか。
それはなぜなのか。
聴くことで、ソースにとっても自分のビジョンを言語化していく助けになる。
また、ソースのビジョンと自分のビジョンがどうしても相容れない状態になった場合は別れないといけない。
ただし、もしソースが影(シャドー)にコントロールされているのであれば、サブソースはソースに寄り添ってあげなければならない。
無意識の意識化。
ソースが自分で意識化できていないところで、言動が自分のシャドーにコントロールされているのであれば、そのソースから距離を置くのではなく、寄り添ってあげること。
シャドーにコントロールされていることに気づかせてあげること。
このサブソースの役割と関わり方が、すごく大きなヒントになった。
新しい世界観を垣間見ることができた。
(岩田)
その新しい世界観とは?
(山科)
ソースとサブソースの関係性が、宇宙と相似形だなと思えた。
ちょうど古典物理学のニュートン力学の紹介をしている動画を拝見した。
慣性の法則の説明があり、「ある2つの物体が等速で動いている、またはどちらかが停止している場合、どちらが止まっているか、どちらが動いているか、両方とも動いているのかは、誰にも分らない」ということ。
また、ぼくらの宇宙は、星と星が作用反作用の法則(与えた力と同等の力を与えられる)のバランスで公転している。(ごめんなさい、詳しくはありませんが)
そういった解説を聞いたときに、自分の視点だけで見るのではなく、相手と自分両方の視点を俯瞰してみたときにどうか、相対的に考える。
そして、そこに働く力の関係を考えたとき、「物語を創造する力」と「誰かの物語に貢献する力」をお互いが存分に出し合いながら調和がとれている世界。
この世界観は、宇宙にすごく似ているなって感じた。
つづく。
Comments