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忠信と驕泰

朝活大学素読会

今日は、はじめて素読の風景をレコーディングしてみました。

どんな感じなのか、改めて公開したいと思います。


人の惡む所を好み、人の好む所を惡む。

これを人の性に拂(もと)るという。

わざわい必ず夫の身に逮ぶ。


人の道義にはずれた行為を好み、道義に叶った行為をにくむ。

これは人の本性に逆らうことであり、必ず災いがその人の身にふりかかる。


前回までは、この部分をもう少し分かりやすい表現で書かれてあった。

つまり、人の才能を羨み、妬んではいけない。むしろ、ジブンゴトのように喜び、応援していこうと。

それができない人間に対して、リーダーは厳しく対処していく必要があると。


そこで導きだした原則が2つある。

それは何か。



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君子に大道あり

必ず忠信以ってこれを得

驕泰以ってこれを失う


原則その①

忠信以ってこれを得


忠(自己に対して誠である)と信(人に対して誠である)を大事にして行動していけば、おのずから地位は与えられる。



原則その②

驕泰以ってこれを失う


驕(虚勢を張る)と泰(心の緩み、怠惰)があると、地位を失うことになる。




リーダーの役目は、ひとりひとりの特性や才能を活かしあう世界を支えていくこと。

大学の道は、明徳を明らかにすること。


自分自身の明徳を明らかにしていくということは、翻って考えると、他人の明徳も認め、喜び、応援していくことと一緒なんだと。

そうでないと、成り立たないはず。


ここを強く、そして優しく伝えてくれている箇所でした。


次回は6月15日(木)7時開催



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