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  • 執筆者の写真yamashina shigeru

思いもよらない発想を生み出すには

理念ドリブン サクラパックス㈱代表取締役社長 橋本淳 著 読了



サクラパックスは段ボールの会社なんだけど、ぼくの印刷会社と業界的にかぶっていて。 年齢は橋本さんは3つ上なのかな。

そして3代目も同じ。(ぼくはまだ継いではいませんが) さらに、変革を始めた時期も2008年と全く同じ。

そして、同じ富山県の企業であるということ。

こんな奇遇な感覚を感じながら読みました。



理念経営はぼくも大好きなテーマです。

大学アイスホッケー部のヘッドコーチとして、リーグ戦4連覇を成し遂げ、初の1部リーグ昇格を達成した時、著書で書かれたあるようなマインドでチームをまとめ、勝利に導いた気がしている。


・合宿でのプレゼン

・交換ノート

・新聞の発行

などなど


ただ、ヘッドコーチを辞めた後、ぼくは人生の中の修業時代に突入し、そこから富山に戻ってきたときには、当時のマインドで全力を出すというということは、できなくなっていた。あのときの感覚に興味が薄れたという感じだろうか。


どれが正解なのかということではなく、ぼくは、もうこの世界観で力を発揮することは難しいなというのが感想です。

当時の師に、「早くコーチを辞めたほうがいい」と言われていた。

それはなぜなのか、理由は聞くことができなかったが、たぶん正解なんだろうと思っていた。


著書の中で、とても印象に残ったのは、「仕事の本当の意味は何なのか」、ここをどう理解するか。 これはすごく大切なことだろうと思っている。


見た目の仕事ではなく、本当の意味はどこにあるのか。 これが見え始めると、お客様に新しい提案や人との関係性に変化が生まれる。

見た目の仕事だけに囚われると、印刷物に関係のない相談は仕事ではないと思うようになってしまう。

そうなると、顧客目線にもなれないし、何より「思いもよらない発想」が起きにくくなる。


表現方法は違うのだけど、同じことが著書には書かれてあった。

この仕事の本当の意味を理解することで、新しいサービスや商品がどんどん増えていった経緯は、すごく魅力的な内容だった。


そして、この「仕事の本当の意味」をもう少し深堀りすると、


型を学ぶ→没頭する→仕事の本当の意味に気づく という道と、 仕事の本当の意味に気づく→没頭する→型の大事さも理解する

の道があるように思う。


このどちらの道が、自分たちの組織にとって適正なのか。

これを選択することが、リーダーの仕事としてあるように思っている。


ぼくは後者のほうに傾いている状態だ。

これは、数年悩んだ結果だ。


まずは、自分の仕事の本当の意味を理解するところから始める。 これが大事なんじゃないかと思っている。

ど真ん中エディットワークでも、このスタンスで提供している。 そして、この気づきへの道の考えが、今のぼくの大きなベースになっている。


しかし、ここは意見が分かれるところなのかもしれないなと感じた。



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