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執筆者の写真yamashina shigeru

想いの解像度を上げていく

自分を発掘し合える対話づくり Vol5(動画はVol8)



国際コーチング連盟認定コーチの横山純子さん。

大学院で考古学を専攻し、発掘の現場監督としてマネジメントを学ぶ。

その後、結婚し息子たちが少年野球チームで、大人がダメ出しでやる気を失わせている状況に何とかしたいとコーチングに出逢う。


自分を発掘し合える対話づくり

coaching lab Tranquilla


本格的に名刺のデザインの打合せが始まりました。

前回からの続きになります。



肩書をどうするかという相談から、「名刺」にどんな仕事をしてもらいたいか、それを考え始めて迷路にハマってしまった。そんな会話からスタートしました。


名刺とは「●●だ」という気持ちがある。

「●●」というのは、多くの場合、「営業ツール」だということ。


その一般的な常識があることで、名刺に載せる文言は、渡す相手目線で作ろうとする。

その時に多くの方は迷いが生じる。

「それでよかったけ?」と。


この迷いはどこから来ているかというと、相手目線で名刺を作るとなると、自分の気持ちはどうしたらいいのだろうかということだと思う。



しかし、ど真ん中エディットワークでは、最終的に自分が心地いい名刺をつくりましょうという説明をします。

相手に見せてどう感じてもらえるかというより、そもそも自分の名刺を手に持って「これは私だ」と納得できているか


一度振り切って自分視点の名刺を作り、次の名刺から少しずつ自分の置かれている環境に合わせて調整していけばいい。



なぜそこまで名刺にこだわる必要があるのか。

名刺とは何か。


ぼくらは日々、何かに違和感を感じる瞬間に出逢う。

「あの発言はなんでだろう?」みたいな。


では違和感を感じたらどうするか。

多くの場合、喜怒哀楽という感情の発散で処理する場合が多いのではないか。


そうではなく、「自分が違和感を感じたのはなぜなのか」を考えてみる。

「なぜあの言葉に怒りを覚えたのだろうか」

「なぜあの言葉に悲しみを感じたのだろうか」

「その悲しみの感情はどこからやってきたのだろう」


それを考えていくと、必ず何かと比較していることに気づくはずだ。

違和感とは、何かと何かを比較したときの差分だとも言える。


では、何と比較しているのか。

それは自分の心の中にある大事にしている価値観、思いや信念だということ。

 

この自分が大切にしている価値観と、聴こえたきた声と比較したときに、差を感じるから違和感が生まれる。



では、その違和感を生み出している自分の価値観の見える化を試みる。

言語化する、図式化する。

これが名刺を作ること。


この価値観のアウトプットは、別に名刺じゃなくてもいいかもしれない。

音楽が得意の人は、作曲するかもしれないし、絵が得意な方は、イラストで表現するかもしれない。


しかし、名刺が他のアウトプットと違う役目がある。

それは、名刺である以上、人に渡すものであるということ。

しかも、友人に渡すものではなく、初めて会う知らない人に渡すものである。


すると、きっと高い確率で質問されることになる。

「名刺に載せているこの言葉はどんな意味ですか」

みたいな。


その質問に答えるためにプレゼンをしなければならない。

プレゼンをしていくと、また違う違和感に出逢う


この

違和感→図式化→プレゼン→違和感…

を繰り返していく行為。


ここに名刺の意味がある。


自分の想いを少しずつ解像度を上げていく。

解像度を上げながら、想いを強くしていく。


それこそ、名刺の大切な役割になってくる。


つづく

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