自分を発掘し合える対話づくり Vol4(動画はVol6)
国際コーチング連盟認定コーチの横山純子さん。
大学院で考古学を専攻し、発掘の現場監督としてマネジメントを学ぶ。
その後、結婚し息子たちが少年野球チームで、大人がダメ出しでやる気を失わせている状況に何とかしたいとコーチングに出逢う。
自分を発掘し合える対話づくり
coaching lab Tranquilla
本格的に名刺のデザインの打合せが始まりました。
肩書は決まっているか。(山科)
肩書を考える上で、自分のやりたいことを全部まとめたひとつの言葉、ど真ん中に入る言葉ができていない。(横山)
大事なのは、ど真ん中名刺といいながら、本当の営み自体は、2つの円が重なる3つの実践が常に動かせているかどうか。
この3つの実践を稼働させることで、偶然、自分にとってのど真ん中に出逢うこともあるだろうし、まずど真ん中ありきで、実践があってもいいし、どちらでも構わない。
どちらにせよ、大切なのは、ど真ん中の言葉が決まることよりも、実践を動かせているかどうかがポイントになる。
名刺としてカタチにしようと思った時に、いま自分にとって心地いいと思えるど真ん中があれば、それを表現してもいいし、それがぼやっとしているのであれば、それはそれでよしとして、今の自分を表現すればいい。
ということは、ど真ん中名刺が、3つの実践を動かしていくための道具になればいいのだろうか。(横山)
名刺の位置づけ自体は、横山さんが決めればいい。
その考え方も自由だと思っている。(山科)
大切なのは、自分が今やるべきことがあるのはなぜなのか。
その問いに対する答えとして、自分の中にストーリーがある状態。
自分の物語があること。
自分のストーリーがあるということは、言い換えると、自分のやるべきことに向き合っており(must)、そこから気づいたneedsとwantsを理解している状態であること。
それがあるがゆえに、今自分が取り組んでいる活動(実践)は、自分の物語の中に組み込まれたストーリーであるという自信を自分が持っているか。
その活動や実践を稼働させていくために、座右の問いと志を言語化できてるか。
さらに言うと。今生きている世界だけではなく、命の先にある大志までイメージが広げられているかどうか。
そして、もう一歩進めると、私の物語から、私たちの物語へ拡張していく。
視座を変え、具体から抽象への旅だ。
そのときに、今の延長線上ではない未来を創っていくためには、いろんなコラボレーションが必要となる。
いままで話してきた一連の物語の始まりとなる、今自分のなすべきこと(must)に没頭していくためには、「この仕事の本当の意味は何か」を腹落ちしておかないといけない。
実はここが名刺をカタチにするための軸になる。
しかし、この一連の物語の中で、どこを抽出して名刺に仕上げるかは、その人の置かれている環境や状態で、それぞれ決めればいい。
こだわりはない。
補足情報
meからweに変化させていくために、いろんなコラボレーションをしていく。
それをすることで、出会う師、出会う友、出会う本が変化してくるはず。
そうなると、師や友や本を通じて新しく出会った言葉によって、「仕事の本当の意味」も変化する可能性がある。
仕事の本当の意味が変化すれば、今なすべき仕事(must)が、自分では思いもよらない仕事に出逢う可能性がある。
人生は、ど真ん中の螺旋階段的循環を通して成長することと、視座を変えコラボレーションしていくことで非線形的な変容を楽しむ旅でもある。
螺旋階段的循環
血育ち教え→must→need、wants→実践→ど真ん中→大志→血育ち教え…
非線形的循環による変容
MEの物語→WEの物語→コラボレーション→新たな出逢い→仕事の本当の意味の変化→思いもよらないmustへ
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