〇のさきに VOL2(動画はVOL3)
「今 ある からだ」をどう使うか。 学生時代から多くのケガを体験し、その中からいろいろ学びを広げていった高田紗妃さん。
ヒモトレ、整体等、身体に関わる活動をしながら、行きついたのは、「〇のさきに」。
これまでの学びの中にある共通点が「〇」。
その先にあるのは?
高田さんとのど真ん中名刺づくり。
まずは対談から。
前回からのつづき。
(高田)
「実は私、そんなに身体に興味があるわけじゃない。」
骨の位置だったり、身体の構造などに心が動かない。
どちらかというと「人」。
そこに至った背景、今は何を感じてて、何を思っているのか。
中高大と部活ではキャプテンを任されていたのだけど、自分から好んでしたわけではない。
なぜ私がリーダーシップがあると周りから思われていたのかを考えると、チーム全体を観ることが楽しかったからかもしれない。
別に、自分が点を取りたいという気持ちがあったわけではなく、チームの目標に合わせて、誰が一番適しているか、全体の最適解を見つけるために人物観察することが好きだった。
それが、リーダーシップがあるように思われていたのかもしれない。
全体を観て、全体がまわっていることが楽しかった。 どこかに滞りがあるのが気持ち悪い、整理したいと思う。
整体の仕事をしている時のようなマンツーマンもいいのだけど、複数人と交わるほうが違う私らしさがでるなと気づいた。
ひとりひとりと向き合うことを極めることではなく、今一軒家を借りているので、この場を活用して人が流動的に集まってくるのがいいなと思っている。
お寺のように人が集まる場にしていけると楽しそうだなと。
(山科)
ぼくが今最近感じているのは、身体感覚がすごく大事になってくるだろうと思っている。
生物は本来、身体感覚から得た情報で生きていたはずで、その感覚を取り戻していくことが必要なんじゃないか。
それもあって弓道をしている。
(高田)
大きい転機はコロナだった。
「この仕事をして、何の意味があるの?」
と聞かれることがある。
これをしたらこうなる、と分かっていることをする、利益損益もそう。
身体感覚ではなく、頭だけで動いているなって思うことがよくある。
身体を使わなくなってきているなと。
そこは危機感が感じる。
このままじゃヤバイな、日本も、人間も。
効率とかコスパとか、そういうところではなく、もっと手間暇かける大事なことが失われるのは怖い。
嫌ではなく、恐怖。
言葉って乖離が生まれるなと思うので、説法より自分の身体を通さないと人は変われないのかなと思う。
自分もケガの痛みを体験し、それから回復して新しい身体を知ったから、考えが改まったこともある。
身体をツールとして、まるくなる社会の創造をできるといいな。
次回、本格的に名刺をつくっていきます。
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