生活冒険家 Vol.2
日本の七十二候を身近に感じる72プロジェクトを現在進行中だ。
ともちゃんにはパステルアートを、中井さんには書を協力していただき、自然の変化とその変化に込めた気持ちのようなものを紹介させていただいている。
目の前に繰り広げられている自然の変化をあまり意識しなくなっている。
たとえば教育。
普段の家庭の中で、こどもたちにどういう学びを与えることができるかを考えた場合、一般常識なことは学校の中で学べる。
知識をもっている先生から学ぶことが、もっとも効果的だろう。
では、家庭の中でしか学べないものは何か。
日本の文化、風土、その中にある自然の変化。 その変化を意識した気づき。
実は、それこそ生活の中の学びなのではないか。
衣食住と四季の変化。 それは非日常ではなく、日常。
あたかも、非日常であることが日常であることよりも秀でているという考えに囚われそうになる。
でも、普段の日常の中に、すごくいいものがあり、そこにスポットを当て、知る、気づくということができていないと、大事なものを見失うことがあるのではないか。
論語では、それも含めて「博学」「仁」という言葉につながっていく。
今回の名刺の変更は、肩書だ。
「生き方冒険家」ではなく「生活冒険家」。
この肩書の変化には、まさに、この日常をどう過ごすかという価値が含まれている。
赤井さんは、生活の次は、教育に興味を持ち始めている。
暮らしって何だろう。 命って何だろう。
限界集落の中で定住して感じることは、やはり自然の変化。 定点観測することで、自然の変化を日々日々感じる。
それが、この場所を愛することになっていく。
これが自分の幸福度につながっていく。
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