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  • 執筆者の写真yamashina shigeru

最初にキカッケを与えてくれた人は誰

すべては1人から始まる

トム・ニクソン 著


この本をベースに勉強会をしています。

第6回目 みたらしソース部(仮)


3 人が集まるクリエイティブ・フィールド



ソース原理を活かすということは、個人主義的なアプローチか、それとも、集団主義的アプローチか。


本のタイトルにあるように、すべては1人から始まるんだと。

ソース原理、つまり、一人の人間がリスクを背負って踏み出した一歩から動き始めるということは、一見、個人主義的なアプローチにみえる。

しかし、ソースの役割は聞くことであり、指示をしない、自ら理解して動くなど、集団主義的アプローチのように書かれてある。


実際はどうなんだろうか。

そういった問いかけから始まった。



集合知を活かして探究する




「集合知を活かす探究プロセスは、グループが何を想像できるかを探究する手段としてはうまく機能する。」


これは多くの方が実際に経験したことがあるのではないだろうか。

イベントやワークショップでは、みんなでアイデアを出し合いながら、ひとつの解決方法に導くという企画はよくある。

そういったイベントでは、参加者のクリエイティビティを存分に発揮でき、ワクワクし、盛り上がることができる。

思いもよらない問題解決を発見できたりすることができる。

これは、緻密に考えられた手法や場づくり、ファシリテーターの力に他ならない。




「しかし、イベントで生み出された集合知のようなビジョンを具体的な行動に移し、イニシアチブへと成長させることには苦戦しがちだ。」


つまり、イベントで、参加者の集合知のおかげで、すばらしいアイデアが思いつく。

しかし、いざそれをカタチにしましょうというフェースに入った瞬間、ブレーキがかかる。

具体的に動き始めましょうとなると、参加者が減っていく。

そういった場面に出くわしたことも、多くの方は経験しているのではないだろうか。


では、これは解決できるのだろうか。




「ソースの役割を認識し、プロセスを強化すればいい」




ソースの役割と仕事はなんだったのか改めて復習する。


ソースの役割

傷つくリスクを負いながら最初の一歩を踏み出した創業者


ソースの仕事

①イニシアチブの境界線を明確にするため、耳を傾ける

②その境界線を守ることで、イニシアチブの一貫性を保つ

③イニシアチブ全体としての次のステップを感じ取り、判断し、行動する

④サブソースとクリエイティブ・フィールドを分ち合う




上記の問題(集合知を生み出すまでは盛り上がるのに、具体的なアクションになるとフェードダウンしてしまう)を解決するには、なぜ自分はこのイベントに顔を出しているのか、を理解しなければならないとも書かれている。


偶然そのイベントに参加していたわけでは決してないはずだ。

必ず、キッカケがあったはず。

そのキッカケとなる人は誰か?


辿っていけば、必ず言い出した最初の一人目がいるはず。

そもそも、このイベントのソースは誰なのかを明確にし、そのソースが自分の役割を認識できていることが大事になる。



つまり、

ソースは誰なのか

ソースの固有のビジョンは何か

をソース自身と、イベント参加者が理解するところから始める。



つづく

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