すべては天の命として謹んでお受けするという人生態度は、頭で理解しても、また心で理解したところで、仕方なく、素直にこれを実践できなければいけないのだろう。
自分の行動を振りかえると、自分のこと、周りのこと、自分の周りで起きた出来事に対して、まずは受け入れる心は育っていると思っている。
しかし、どこかで、その事柄に対し、理屈や理由をつけはじめる自分がいる。
理由を見つけ、納得することこそ、あたかも、自分は立派なんだと誇示するがごとく。
ただ、ただ、それを天の命として謹んでお受けするという一点に確立した人間になるには程遠い。
謹んでお受けするということと、返事の清さは繋がっている。
二歳になった我が子にどんな難題を投げかけても、「ハイ」という一切の曇りのない返事が返ってくる。
無邪気な言葉のチカラに感激する日々だ。
これまでの人生の中で、大人になっても同様な「ハイ」という返事をする人がいた。
その返事に惚れたんだ。妻だ。
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