ソース原理についてVOL6
行動科学研究所所長、岩田洋治さんと、ソース原理について対話させていただきました。
▼行動科学研究所
個人と組織のエンパワーメントをサポートする。
今回でラストになります。
(岩田) 最後に、2つ大切だと思うことをお伝えしたい。
ソースがビジョンを掲げたときに集まってくる仲間には、サブソースとフォロワーに分かれる。
サブソースでも、フォロワーでも、どちらでもいいのだが、個人的にはみんながイニシアチブをとれるようになったらいいなと思う。
フォロワーというのは、あまりイニシアチブをとらない。
イニシアチブは、リスクを追って一歩踏み出すことなので、ここにエンパワーメントがある。
いままでリーダーというと、どれだけのフォロワーがいるかだと言われたときもあったけど、どれだけの盟友と一緒にやっていけるかということこそ、リーダーシップである。
もうひとつ、盟友が正しくアドバイスをしてもらえるためには、ソースが自分が感じ取った物語を語ることが重要。
ストーリーテリングの力。
これが日本人はなかなか難しい。
日本は、言挙げせぬ国でもあるので。
言挙げするということは言語で表現するということ。
言語で表現することは、はしたない、自分のエゴだという思考がある。
しかし、自分が感動して心が動かされた時に、これをみんなに伝えていく。
これがリスクを背負った一歩でもある。
その言葉の中に、もしかするとシャドーの影響もあるのかもしれない。
自分はできる限りそうではないと思ってても、みえないところで影響されているのかもしれない。
それでも、伝えていこうとリスクを背負った一歩を踏み出さないと、盟友は生まれてこない。
ここがひとつの大きなチャレンジでもあると思う。
(山科)
印刷会社とは「言挙げする仕事」でもある。
お客様の内なる声を言葉にしていく。
本来、言挙げ文化とは、その裏にある言霊文化を大切にする気持ちからきている。
言挙げできるのは神様だけ。
それほど言葉には魂が宿っている。
だからこそ、軽かると人が神様の真似をして言挙げをしてはいけないと。
しかし、その意味も理解した上で、自分の抑えきれない感情、想いがある。
神を裏切ることになろうとも言葉にしたいという強い情熱が言挙げなんだと思う。
そこに覚悟がある。
(岩田)
そう。
そのエネルギーが動いて来ることが、ソースになる、ソースであるということ。
これはみんながもっているものだと思う。
みんながソースである。
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