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執筆者の写真yamashina shigeru

目的地を忘れろ

Dark Horse

好きなことだけ生きる人が成功する時代

トッド・ローズ オギ・オーガス 著



最も高い山頂に地図を持たずにたどり着くには?


先日、とてもワクワクする相談を受けた。


会社を辞めて独立起業をすることを決めた。

「A店をする!」と。


A店をオープンさせるために多くの人と相談しながら動き始める。

その準備段階で、思いがけずBコースのキャリアが目の前に現れた。

しかもA店の準備はいろんな壁が現れるのだが、Bコースは順調に前進していくのだ。

AとBどちらが、ワクワクするかといえば、Bコースなのだそうだ。

 

「よし、それならAとBの両方をやっていこう!」

と決意する。

 

ただ、現実的大変なのは、A店オープンだ。

Bコースは、身体ひとつでスタートできるが、A店は準備に、時間とコストがかかる。

最初からやりたかったことはA店だ。

Bコースは、突然やってきたものにすぎない。

 

では、屋号を考える、店舗名を考える、名刺を作るというときに、何が大切か。

・A店のネーミングをどう考えるか

・Bコースをするための活動名はどうするか

・AとBの両方をつなぐ共通の屋号を作るべきか

 

時系列で考えると、A店が最初の動機であり目的であった。

しかし、目標はなんだったのか。

自分を満たしてくれるものは何か。


ゴールを設定し、計画を練り、脇目もふらずに前進する。

 

これは本当に正しい選択なのか。

主体的であるのか。


ここの情報整理を宿題として提案した。


さて、話は戻り。

 

最も高い山頂に地図を持たずにたどり着くには?


これはこの著書の途中に書かれてあったテーマだ。


【ポイント】

・目的地を忘れろ

・目標を忘れるな

 

【方法】

①周りを見渡す

②一番勾配の強い上り坂を見つける

③登る

④ある程度上ったところで、休憩し、周りを見渡す

⑤今上っている道以上に急勾配の道があれば、そちらの道を選ぶ

⑥これを繰り返す

 

そうすれば、いずれ、最も高い山頂にたどり着くというもの。


この方法は、山頂に登るための最短コースでもなければ、まっすぐな道でもないはずだ。

ひょっとして最初に想定していた目的地とは違うゴールにたどり着く可能性だってある。

 

しかし、この方法は、自分が主人公として歩んだという確固たる事実と満足感が残るはずだ。

そして、自分で選択し乗り越えた経験だけが、自分の力に変わる。

 

この方法で大切になるのは④だろう。


休憩するタイミングの設定。

俯瞰して見渡す余裕。

常に道を変えることができるという選択肢を持っていること。


これを忘れてはならない。


座右の問い

 選択がぶれないように常に自分に問いかける問いを設定する。

 その問いと現実に対して違和感を感じ始めた時が休憩のタイミングだろう。


ハートの循環法則

 ど真ん中は常に変化する可能性があることを理解する

 はじまりは、自分がなすべきことは何か?


変容するための準備

 「私」から「私たち」という視点に変わる時、どんな行動変容が必要か。


ど真ん中エディットワークに落とし込むと、ポイントはここになる。

特に座右の問いの大切さが益々上がってきている気がしている。

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