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執筆者の写真yamashina shigeru

知ることは愛のはじまり

あなたに知らせたい日本という希望 赤塚高仁 著 読了



「知ることは愛のはじまり」

これが、この本の大きなテーマになるのではないか。


「知る」ということを掘り下げていこうとすると、最も険しい山は、自分を知るということに立ち戻るのではないだろうか。

どんなに外に向けて知識欲を広めても、「自分はどうか」という問いを強く突きつけられていくはずだ。

 

自分を知ろうとすると、自分が生を受けた国の歴史、文化、風土を知ることにつながる。 ぼくは知らないことが多すぎるなと思う。


今年、勉強会を開いていく「すべては1人から始まる」という本の第1章にすごく大切なことが書かれてある。


人は生まれつき2つの力を備えている ・物語を生み出す力 ・物語に貢献する力



人類は、この2つの力をどのように手に入れたのか。

はじまりは、認知革命だろう。 目の前に存在しないものを信じる力を脳の突然変異なのか何か偶然手に入れたことで、ホモサピエンスは大きく変わった。(認知革命)


目の前に存在しないものを信じることができるから、物語を信じ貢献することができるし、創造することができる。

そして、生存するための創意工夫の中から、物語の中に自分たちの存在価値を見出し、物語に貢献していくことで、生存競争を勝ち抜く力を手に入れていったはずだ。


「民族が歴史を失えば、100年以内に例外なく滅びる」トインビー

人類が何千年かけて手に入れた力を失うこと。

この言葉が示す真実は、重い。


人は本当の意味で自分のことを客観視することは不可能とも言われている。 魚が水を認知できないように。


つまり、自分たちの思考や常識は、自分自身で認知することはできないが、確実に今を生きている環境に影響されている。


・物語を生み出す力 ・物語に貢献する力

このクリエイティブなストーリーテリング力が強力ゆえ、客観的視点より物語の力を信じる傾向がある。 たぶん、そっちのほうが意思決定コストが低いからだろう。



我々は、なぜ歴史や古典を学ぶ必要があるのか。 その理由はここにあるように思う。


新しい世界の扉を開いていくために必要だからだろう。

自分たちのことをメタ認知するには、古典や歴史を学んでいかなければならない。 歴史を繰り返さないためにも。


 

 

ど真ん中エディットワークは、まずは主体的に自分の物語を生きることを考えている。

1 なぜこの仕事に出逢えたのか。

2 その仕事に向き合うことでどんな世界が広がったのか。

3 だったら、何をしていくことが大切なのか。

4 未来に渡すものを何か。

5 そして、その自分の物語は、誰かの物語の一部として貢献できているだろうか。

6 だったら、今、何から始めていくべきか。

こんな順番で物語を紡いでいく。

 

これからも、丁寧にみんなのど真ん中と向き合っていきたい。

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