「融和力」
混沌のなかでしっかり坐る
天外伺朗 著
読了
「融和力」とは、その人がいるおかげで、意見や信念、好みが違うさまざまな人々が、いがみあうことなく、仲良くともに過ごす力。
この融和力が、大切にされる時代に変化していくだろうと。
久しぶりの天外さんの本でした。もう80歳になれるのではないでしょうか。
25年以上前、大学生の時に、初めて天外さんの本に出会い、当時は、すごく感動したことを思い出します。
本書では、教育という視点でこれまでの歴史とこれからの未来について語ってくれています。
「戦士」と「平和の守り手」、それを生み出す2つの教育について。
日本は常に戦士を生み出す教育がなされており、ここからどう平和の守り手を増やす教育に変えていくか。
戦士の教育では、シャドーのモンスターの力を借りたモチベーションであり、そこからどう脱却するか。
この戦士から平和の守り手へに変わっていくことが変容だと。
ど真ん中エディットワーク内での、血、育ち、教え、そして逆境という4つに向き合うテーマがあるのだけど、ここも一度じっくりと考え直してみたいと思った内容だった。
また、今年から、ど真ん中エディットワークの内容を軸とした、組織コンサルタントを開始しようと思っている。
その上で、とても勇気づけられた本だった。
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