唯一無二な子供たちと共に歩む VOL1
公立小学校で教諭として勤務。
工藤勇一氏の著書『学校の「当たり前」をやめた』との出会いを機に、子どもの「自律」を目指す教育の在り方を模索。
子どもの「選択」を受容したり、「選択」の一助となったりすること。
小学校の教諭を辞め、新たな道を歩み始めた高沢浩彰さんと、ど真ん中名刺づくり。
まずは対談からスタート。
▼自由学舎EUREKA
富山県初のオルタナティブスクール。
高沢さんのmust、needs、wantsをお聞きしました。
must
教員なので、子どもたちに教えること。
去年から、子どもたちのいいなと思うところが残るような学級通信を始めた。
文章にして伝えることが、今のmustです。
10年教師をやってきて、5年目ぐらいに工藤雄一先生の著書「学校の当たり前をやめた」を読んだときに衝撃を受けた。
「教育の一番の目的は自律した人を育てること」
これまでは先生として、「子供たちに指導する」というスタンスだった。
この本を読み、教育の最終目的は、一人の人間として自律することだよなと思い、そこから「自律」を意識して教育に当たるようになった。
自分の中で「自律」は大切なキーワードになっている。
仕事がら教育のことを考えていて、答えのない問いに対して、白黒つけなくても考えつづけていくことは大事だと思っている。
needs
「自律」の話を聞いて、mustの中からneedsがみえてきた。
子どもたちがこれをやってみたい、こうなりたいと、自ら選択していけるような人になっていくことが大事なんではないか。 その環境をつくることが、必要なのではないかと思っている。
wants
mustをやりながら気づいたwatns。
5年目ぐらいの時に、なんとかして子どもたちが楽しんで学習できないかと考えていた。
楽しみながら反復できて、気づいたら身に付いているようなことはできないかと。
そこで、同僚でカードゲームを考えて実践する。
また、プログラミング教育って、教科書があるわけではない。
そこで、ドローンをつかって社会の授業をイチから考えて実行した。
すごくワクワクした。
これで子どもたちの目が輝くなら、すごくやりたいとのめり込んだ。
誰かにすごいねと思われるより、ただ自分がやりたいからという想いが第一優先でやれていること。
高沢さんにとって「自律」とは
自分で学び方を決める。
誰かにこれやりなさいと決められることではなく、自分でやりたから調べる。
自律の中に「決める」というキーワードがあると思う。
自分と人の力を借りながら、選択して決定していく。
それを子ども自身がしていくこと。
つづく。
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