修身を学ぶ会富山
第30講 試験について
当面している仕事に全力を挙げ、一気にこれを仕上げる態度。
これがとても大切なんだと書かれてある。
「当面している仕事」というキーワードにある「仕事」とは何か。
読んだ直後は、「仕事」とは、ある程度腹を据えて向き合っていること、という意味でとらえていた。
ぼくであれば、ヤマシナ印刷の専務としてDTPを行うことが仕事になる。
しかし、途中からどうも違うのではないかと思い始めた。
ここで語られている仕事とは、「流れの中にあるもの」「タイミング的に必要なこと」という、もっと細分化したより実践的なことなのではないか。
だからこそ、「当面」という言葉が使われているように思う。
つまり、大事なのは、目の前に与えられた自分の役割、頼まれごとを、一気に仕上げること、全力を挙げること。
この積み重ねこそ大事だといわれているように感じた。
では、自分にとっての当面の仕事とは何か。
学生の時代やサラリーマンのような立場であれば、当面の仕事を他者から与えられることがほとんどだと思う。
もし、自分が、独立している、または、自分の仕事をコントロールできる立場になったとき、果たして「当面の仕事」をどう決めるべきなのか。
それこそ、自分の内なる声を聴くことなる。
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