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自分の魂に聞いてみる

執筆者の写真: yamashina shigeruyamashina shigeru

今治おせっかい観光大使(2)


今治おせっかい観光大使 ちょっちゃん こと、越智千代美さんとのど真ん中名刺づくり。

小学校での朝の読み聞かせボランティア歴 26年

前回からのつづき。

(前回はyoutubeでのみ配信中)


▼今治ばりばりチャンネル





(越智)

目の前の人を幸せにするという神戸市長田区に「はっぴーの家」というところがある。


たとえば、市役所から重要な書類が届いても開封しない、開封できない人もいる。

そういう人たちを、子育てがひと段落した主婦などがサポートする制度をつくっていきたい。

経済もちゃんと循環させながら。

それを各地域にも広げていきたい。



(山科)

いま、全国で同じような動きが広がっている。


絵本を軸に、地域コミュニティをつくる

看護師を軸に、地域コミュニティをつくる

古民家再生を軸に、地域コミュニティをつくる


地域と人の特性を活かした多様な動きがある。

今すごく必要とされている活動だと思う。



(越智)

実家である酒屋が役立つと思っている。

人生経験、絵本、教育、地域コミュニティ、酒屋



(山科)

それはすごく役立つと思う。

お酒、味噌、醤油、みりん。

これらは、地域コミュニティに密接につながるもの。


ぼくの個人的な経験なんですが、以前岡山に住んでいて、久しぶりに地元の地酒を飲む機会があった。

そのとき、意味もわからず涙が流れたんです。


あのときの感動はなんだったのか。

そのとき感じたのは、お酒も味噌も醤油も、材料や製法が如何にすごく、手が込んでいるから美味しいという基準は、あまり当てにならない。


結局、自分が生まれ育った地域の水、空気、土を吸い込んだものが、不意に身体に入ると、おいしさと感動があると。


これを経験してからは、どんなに評価の高い高級なお酒を口にしても、地元のお酒の味を超える経験をしたことがない。



そう考えると、いろんな地域にある小さな酒蔵やお味噌や醤油の味を残していくことはすごく大事なんだと思う。


ただ、それを経済の世界だけで残そうとすると、すごく厳しいのは確か。

それに、居場所だったり福祉だったり、何か別の切り口をプラスして守っていくということをプロデュースする人が必要になる。


地域コミュニティプロデューサーとして、千代美さんのこれからの活躍がすごく楽しみです。



(越智)

「今治をよくしたい」と思っている人はいっぱいいる。


山科さんと同じような話を越智順子さんもしてくれた。

実家飯というテーマで、ご飯を振舞ってくれた。

この活動も応援するよって伝えている。



(山科)

印刷会社の仕事もこのテーマに繋がっている。


全国にいっぱいある、家をちょっと改装したような「まちの印刷会社さん」の役割は、大量に印刷物をつくることでも、マスメディアになる必要もない。

味噌醤油と同じで、そこに住んでいる人にとっては大切だと理解されているけど、別に世界に発信する必要があまりない情報


ゼロにしてしまってはいけない情報があるのだと思う。

ほとんどの人にとっては必要のない情報かもしれない。

限りなくゼロに近くても、ゼロにしてはいけない。


でもそれが、人の心をつなげる情報なのではないか。

誰かにとって、めちゃくちゃ大事なこと。


それを受け取ってカタチにすることが、まちの印刷会社の仕事だと思っている。



(越智)

やっぱり自分の魂に聞いてみて、自分の魂が喜ぶことをやろうとしたら、エネルギーもでるし、協力してくれる人もいっぱいいることに気付けるのだと思う。



つづく。

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