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執筆者の写真yamashina shigeru

自分は自分をどのような人間だと見ているか

すべては1人から始まる

トム・ニクソン 著


この本をベースに勉強会をしています。


19 2種類のアイデンティティと向き合う (まとめ編)




タイトルにある2種類のアイデンティティというのは、光と闇(シャドー)のことなのだろう。


お金に対する物語で3つのパターンがある。

「追い払う人」

「追い求める人」

「洗濯機」


この3つの行動パターンを乗り越えて、本当の意味でお金とうまく付き合っていくためにはどうすべきか。

そのためには、自分とお金の関係という根元に目を向けて、自分の「アイデンティティ」を見つめなければならない

それは自己探求と自己成長を目指す内面の旅になる。



自己成長の重要性


ソースの創造的なポテンシャルを阻むものは、基本的に内側から生まれる

だからこそ、自分の内側を知っておく必要がある。


新しい働き方や組織化を学ぶだけでは、現状を変えていけない。

必要なのは実践だ。

では、実践をしていくために、ソースが考え出したり試したりする創造性や勇気を見出すために、まず自分の内省から始めなければならない。



内面のシフトが起きる瞬間

では、自分の内省から始めて、内面のシフトを起こすための方法は。


感情を観察することで、感情に支配されないようにする。

「自分自身が感情だ」から、「自分はこの感情を経験しているのだ」へ。


世界と自分を豊かで多面的に眺められるように心掛ける。

主客転換もひとつの方法。

「あなたが命に何をしたいかを告げる前に、命があなたと何をしようとしているのかを聴く」



アイデンティティ

自分はどのような人間だと見えているか


ソースにとって最も大きなシフトは、「自分は自分をどのような人間だと見ているか」、つまり、アイデンティティに注意を払い始めた時に生じる。

アイデンティティとは、光のキャラクターと闇のキャラクターといった2つの側面のキャラクターの総体だ。





「習慣、態度、信念、行動を変える」という働きかけはよく耳にするが、その下にあるアイデンティティに目を向けなければならない。



では、なぜこの自己変容の話がお金と関わってくるのか

自分とお金との関係は、アイデンティティをよりよく捉えるための窓のひとつになっている。

自分が求めているアイデンティティをお金に投影することがよくあるからだ。


言い換えるならば、自分の光の側面のアイデンティティは自覚しやすいが、闇の側面のアイデンティティは無意識に発動している可能性があり、自覚しにくい。

だからこそ、お金に何を投影しているかを観察していくことで、2つのアイデンティティにスポットライトを当てることができる



自分のアイデンティティのどこが光っていて、どこが暗くなっているのかは、各自の人生経験によって形作られる固有のもの。


ソースにとって、アイデンティティの全体像こそが、ビジョンが実現されるかどうかを左右する最も深い力となる

ソースがかかえている闇のアイデンティティは何なのかが明確になってくれば、それを制御するためのクリエイティブフィールド内の文化創造につながることもあるだろうし、ビジョンを明確にしていくためにも大切になってくる。

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