かんばん書き Vol1(動画はvol2)
かんばん書きの川田真紀さんと、ど真ん中名刺をつくるための対談動画。
願いをかたちにして 表現する道具となる 「まきあど」
なんと材で 森を守り 水を守る 「なんときくばりプロジェクト®」
桜花らんらんまごころを込めて 「善徳おかいさん」
みんなが社会とゆるくつながる 「あそびば」
などなど、数多くの活動をされている川田さん。
すべての活動は、どう繋がりあっているのか。
哲学的な本の結論は2パターンに分かれるのではないか。
ひとつめは「自分を生きろ」
ふたつめは「全力で他者のために生きろ」
この2つは真逆の意味にもとれる。
この矛盾はどう解決するのだろうか?
なんときくばりプロジェクトを始めたときに、もやもやしたことがあった。
スタートして最初のころ、周りの反応が悪いときに、何で理解してくれないのだろうと憤りを感じた時があった。
でも、いろいろ考えてみると、「これは私がやりたいからやっている」ということに気づいた。
人のために尽くしたいという自分を生きることなんだろう。
人のために尽くしたい自分のためにしているわけだから、自己中である。
自分と自分の皮膚の外が、和やかに調和することが心地いい。そして、美しいのではないか。 そのために、外も気持ちよくないといけない。
自己の拡張
本業は、看板屋さんである。
なんときくばりプロジェクトは、最初はど真ん中の活動であり、それが変化して、自分の仕事(must)に変わったのではないか。
看板屋の活動から、木材の問題点が見えてきて、自分の喜びがあり、そこに自己の拡張が起き、ど真ん中に「きくばりプロジェクト」が生まれた。
それが、いつのまにか自分の仕事に変化した。
つづく。
▼なんときくばりプロジェクトの思い
きくばりプロジェクトは、当初「はしわたしプロジェクト」という名称の企画でした。
森と街。人と人。地方と都会。伝統と現代。等々を「箸」を媒体にしてはしわたしするというものでした。この思いをそのままに、さらに広がりをもたせたのが、「きくばりプロジェクト」です。きくばりには、「木」「気」「希」の3つの意味があります。
「木」は、南砺市の木を使って、森を元気にします。
「気」は、森を守ろうという気持ちを啓蒙普及します。
「希」は、木育活動を通じて、未来を担う子供達に伝えます。
そして、すべては「地域の未来である子供たちのために」という思いにつながります。
きくばりプロジェクトの箸袋には、ライフスタイルの提案、あるいはこのプロジェクトのねらいと称して、5つのことを記載しています。
「CO2オフセット」「地産地消」「Recycle」「森林再生」「ダイバーシティ」
箸袋を見て、どう感じるかは人それぞれでしょう。すでに行動しておられる方から、言葉の意味から解らない方まで、様々だと思います。でも、一瞬でも関心を持っていただけたなら、こんな嬉しいことはありません。
大量生産、大量消費が疑問視されるなか、ワリバシが使い捨てだからもったいないなど、矛盾すると思われる方もあるでしょう。
きくばりのワリバシは、南砺市の森の間伐を促進し、消費の質を変える事を提案するものです。南砺市に育った木が、ワリバシになり市民の食卓で役に立ち、リサイクルの流れに沿って炭になり、土に還る。地域内で木の循環、気の循環、希の循環をおこし、未来に美しい南砺の山河を残したい。これがきくばりプロジェクトの思いです。
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