すべては1人から始まる
トム・ニクソン 著
この本をベースに勉強会をしています。
ソース原理を創造活動に活かすプロセス
ステップ1
ソースである自分から始める
まずは自分自身と奥底から深くつながろう。
「なぜ自分がその活動を始めたのか」
「なぜ他者と力を合わせていくべきなのか」
この2つの問いからはじめよう。
個人的には、2つ目の問い
「なぜ他者と力を合わせていくべきなのか」
この問いを設定すること自体が苦手だ。
その問いから逃げるように、できるだけ自己完結できる活動に抑えようとする意識がある。
これはある意味僕自身の課題でもあるように感じた。
ただ、ここで言われる問いは、単に一人でできないことを実現するために他者の力が必要ということだけではないと思う。
他者と力を合わせていくことに意味があることを気づくこと。
これが重要なのかもしれない。
ステップ2
イニシアチブのソースを特定する
新しいイニシアチブや既存のイニシアチブに取り組む時は、まずソース役を担う人物を探す。
イニシアチブとは、ゴールまでのプロセス、道のりのことだ。
「果たして自分が本当にソースなのか」
「自分がソースではなく、誰かのイニシアチブに参加するのなら、一体誰がソースなのか」
ソースを発見し、ソースの想いをしっかり受け取るところから始める。
これが、それ以降に起こりうる問題を回避できる方法のひとつ。
また、ソースを発見するところから始めるということは、「誰もがど真ん中を生きる組織」を考える場合も、すごく重要なテーマになりそうだ。
ステップ3
ソースやサブソースとして役割へ踏み込む
自分がソースにせよサブソースにせよ、自然に担っている役割を十分に認識し、その役割へと意識的に踏み込んでいく。
自然に担っている役割とは?
ソース原理の中でリーダーの役目とは、指示を出すことではなく、みんなの話を聞くこと。
ソースは、クリエイティブ・フィールドの中で共にイニシアチブを歩んでいる仲間同士は、深いところで繋がり合っていることを信じる。
お互いが繋がり合っていれば、指示を出すよりも、話を聞くことで理解し合い、その中で自然と自分の役割を認識し合うようになる。
だからこそ「自然に」という言葉の表現になるのではないか。
ステップ4
フィールドマップをつくる
ソースとサブソースの影響力の流れの見える化を行う。
これはぼくが今まで逃げてきた部分かもしれない。
つい、この影響力の輪を具体的に明らかにすることが、あまり心地よく感じない。
そこに恐れを抱いているのかもしれない。
すごく大切なことだと理解しているにも関わらず、フィールドマップを表現することをこれまであまりして来なかったなと思う。
重責からの逃げ道を確保したいという気持ちがある。
ぼくの弱さだ。
つづく
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