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  • 執筆者の写真yamashina shigeru

裏の成り立ち

物語を創造する、物語に貢献する VOL1


東洋思想専門家であるパーソナルコンサルティング Sure,の久保有規依さんと対談。

久保さんのHP





前回からの続き。

前回は、人類が手にした2つの力の共通点の話をしていました。


自分の物語を創造する力

誰かの物語に貢献する力


この2つの力があることで、人類は世界中で繁栄することが可能になった。

この2つの力の共通点は「物語」であること。

そこには「言葉」があること。




(久保)

易経は書物である。

そこには、64の物語が書かれてある。

これは、言葉の書なんです。


易経は、古来「占い」として使われていた。

占いとは、「裏成り」。

裏の成り立ちという意味もある。


易経は、自然界を信仰した上で64の物語を書いている。

人間が存在する前からあること。

自然は師なり。

それを人間が言葉で言い伝え、表現してる。

それこそ、「裏の成り立ち」である。



物事の表面に見えているのは、影絵で例えるならば、スクリーンに映し出された「絵」だ。

スクリーンの裏では、すごく立体的に表現しており、手や道具などいろんなものが交差している。

交差している間には「空気」「間」がある。

さらにその裏には「設計」「計画」「物語」がある。





同じように、ひとりの人が話す言葉は、「思考の上澄み」。

言葉も、実際の出来事も、上澄みでしかない。

もっと奥深いところ、見えてないところに、裏の成り立ちがある。

それが易経。

そう考えていくと、占い=言葉ともいえるのかもしれない。


言霊。

音は発すること。

漢字の成り立ち。


正しい言葉を使う、言葉にする、言葉を発することの大切さを感じる。


師である村山先生の言葉は、すごく抽象的。

そうじゃないと伝えられない。

その先に非言語の世界もあるんだろう。



以前、富山福祉短期大学の北澤学長にナラティヴ・アプローチを教わった。

当時、親子心理学というプログラムをしていたので、参加者の方が、自己物語を見つめて書き語ることで、自己物語を創り変え、創ることができるという体験を目の当たりにした。


個人的にも、自分の人生を創り変え、創ってきた。

そして、すべて生き直しができた。


人間は言葉を話せる。

だからこその面白さがある。




(山科)

久保さんの話を聞いてて思ったのは「バランス」。


自分の物語を創造する力

誰かの物語に貢献する力


この2つの力を共に如何に発揮するか。

どちらか一方の力だけを発揮していると、バランスが崩れるのではないか。


経営者であれば、社会貢献やボランティアの団体に所属してバランスをとる。

子育て中の方であれば、自分を生きるという学びを欲する。


どちらかの力が優位に活かすより、2つの力を惜しみなく発揮して生きることが大事なんだと思う。


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