違いに対峙し考え続ける旅人 Vol2
職業人生のスタートが中国で、かつ、中間管理職だった小島量子さん。
そこから、どんな気づきがあったのか。
ど真ん中名刺を作る前の対話、スタートです。
前回からのつづき。
リーダーとマネージャーの違いは何か。
業務改善と品質改善を両立させるには。
責任ある立場で重要になる座右の問い。
スタートアップ支援に必要な本質的なスキルとは。
AI時代に向けた働き方、仕事の在り方とは。
マネージャーという仕事をしていく中で感じた喜びは何か(wants)
伝えたことが長期間で相手に伝わったとき。
言ったときは分からなくても後になって気づくこと。
つまり、長期的に役に立つことを伝え、それが伝わったとき。
あと他人の役に立ちそうなことを調べることも好き。
前回も含めて、小島さんの今の情況(must、needs、wants)をお聞きしました。
では、情況を理解しているからこそ、今自分がなすべき実践は何か?
3つの実践について教えてください。
①must×needs(プロボノ)
・業務改善、品質改善コンサル
・システム構築コンサル
「教える」ということは、「業務改善」ができているかどうかが重要になってくる。
業務が効率的でなければ、教えることが難しくなる。
品質をよくすることと、業務を改善することの両立は難しくないか。
基本的に業務が改善していけば、ミスが減る。
ミスが減れば、品質はよくなる。
矛盾はしない。
どちらかというと、コストカットするときに品質が低下する可能性がある。
コスト削減を優先させると、効率化と品質向上に矛盾が生じる場合がある。
なので、なぜこの作業が必要なのかをしっかり考えることは重要。
この作業が必要になった背景を理解すること。
作業を辞めることはすぐにできるので、作業の意味を考える。
品質管理とは、世の中に出すことができる商品なのかどうかを真剣に考えること。
とても責任の重い仕事だ。
商品の品質の責任を担うということは、「座右の問い」がすごく大切になるのではないか。
自分の中の軸がなければ、責任ある判断が難しいのではないか。
「自分で責任をとれるのか」は、常に考えてる。
②must×wants(マイプロジェクト)
・コーチング
・探究学習イベント
学習意欲はあるので、勉強すると、のめりこむ性格。
コーチングは社内で活用し、探究学習イベントは子どもとコラボレーションしながら活動している。
子どもが興味を抱いたことに自分も興味を抱いて試してみる。
それが人生に大きな楽しみを与える。
③needs×wants(ボランティア)
・「AsMama」という地域の輪を広める活動をされている組織に、関わり始めた。
・スタートアップ起業支援
スタートアップ起業支援は、やる気ある人の成長を見ることが楽しい。
今つながりをつくろうとしている段階。
私に何ができるのか、模索中。
大志について教えてください。
誰もが他者のことを苦痛なく自然に考えられる社会
相手のことを考えることができるのは人間だけだと思うので、普通に考えることが自然になればいいな。
「いつも考えているよ、人間だからね」っていえる社会になればいいなと思う。
楽しく仕事ができる社会
生きていること自体が仕事。
生き様、生まれて何かを頂いたのなら、周りに返すこと。
仕事とはお金を稼ぐだけだと考えると楽しくない。
毎日生きていることが仕事。
やりたいことをやって、自分が学んだことを社会に還元して、それがまた誰かの役に立ち…という循環。
仕事が特別なことではない社会がいいな。
つづく。
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