自分の覚悟を大切にするデザイナー Vol3
前回に引き続き、砺波市のデラデザイン代表の吉川さんとの対談。
デザインをするときに、お客様の打ち合わせで大事にすること。
お客様の強みを発見する
それをデザインとしてカタチにする
そのためには、お客様を知って、お客様のことを好きになる。
お客様とデザインの打ち合わせで話を聴くと、多くの場合、
「うちは普通だよ、特に強みってない」と語る。
でも、お客様にとっては「当たり前」だと思っていることが、見せ方や伝え方を変えることで、価値が生まれる。
できれば、そこにストーリーを加える。
なぜその「当たり前」が生まれたのか。
このストーリーと強みを結びつけて、デザインに落とし込む。
それを心掛けている。
このデザインに落とし込む作業の前に、バックグランド処理を行う。
バックグランド処理とは、一旦いろんな情報を頭の中にインプットする。
その状態で、情報を忘れないよう考えつづけながら普段の生活を過ごす。
すると、パッとアイデアが思い付くタイミングがある。
それをデザインにしていくのだ。
このバックグランド処理の時間は、お客様には請求できないのだけど、最後に仕上がったデザインに納得してもらい、満足してもらう。
ここに喜びがある。
本当の野望は、ビジネスじゃなくコミュニティとして、デザインの勉強ができる場所を作っていきたい。
プログラミングだったり、WEB関係では、学び合うコミュニティが多くあるが、デザインに関しては、そんなコミュニティがないのだ。
最後に野望を聞かせていただいたが、野望というか、むしろ地域貢献活動に近い内容だった。それが吉川さんの人柄なのだろう。
また時間を作って、ゆっくりと語り合いたいと強く思う対談だった。
▼デラデザイン
▼CoderDojo Tonami
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