万人幸福の栞より
自分の只今ついている仕事の尊さを悟って、けんめいに働く時、自然に与えられる楽しみ、これは何物にも替えることの出来ぬ人生の喜びである、最高至上の歓喜である。
今回は、「仕事の尊さ」について考えてみようと思う。
尊いとは?
たいへん価値がある。貴重である。
金銭的価値では置き換えられず、他の何かと比較することもできないような絶対的なもの。
「尊」の語源
酒だるの象形と両手の象形から、両手で酒だるをささげて「たっとぶ」を意味する。
つまり、こんな理由があるから価値があるんだ、こういう意味があるから貴重なんだ、というものではなく、理由や意味すらいらない、その存在自体、あること自体に価値があり貴重だということだ。
仕事の尊さとは、その仕事にどんな意味があるか、どんな価値があるか、どんな理由があるか、そういったロジックはあまり意味がなく、仕事それ自体が尊いということなのだろう。
それを悟ることができるかどうか。
そこを問うている。
尊いという言葉を多く使うのは、「命」なのではないか。
「命の尊さ」という言葉だ。命という言葉を使えば、上記の説明の意味が少し理解しやすいのではないか。命自体を論ずる必要はなく、命は尊いものなのだ。
つまり、命と仕事を同等な関係だということだ。
命の輝きと仕事の輝き。
では、尊い代表ともいうべき「命」と「仕事」はどんな関係性があるのだろうか。
これまで万人幸福の栞で見てきた内容と重複することになるが、「生成発展」する法則の中、真の正しさを追求する直線的力と、営みと循環を司る円環的力がひとつになることで、日に新たに「命」が生まれる。
命を育み、また、次の命へバトンを渡していく、これが人の愛だということだ。
この人の愛を社会の中で見える化したものが「仕事」なのではないか。
仕事が、いかに細分化され、多様化されようが、すべてはここに通じる。
人の愛のために仕事があるともいえる。
つまり、愛の視点からみたとき、命を育むことも、仕事も、言葉が違うだけで同じことなのだ。
この仕事の尊さを悟ることが書かれてある。
もう一度。
自分の只今ついている仕事の尊さを悟って、けんめいに働く時、自然に与えられる楽しみ、これは何物にも替えることの出来ぬ人生の喜びである、最高至上の歓喜である。
慮る、思いやりの心と、常に身体を整えておく大切さ
比較の世界からの脱却と本物の覚悟とは
失敗を許容する社会とレジリエンス力の必要性
志を抱くこと、実現するために歴史や古典を学ぶ大切さ
お互いが日に新たであることが、幸福と平和と繁栄をもたらす
名優から主役へかけ上がるために大切な「友」や「師」
素直な心で、外側と内側の2つの視点を同時に見つめる
正しさの追求と循環力が未来を生み出す
愛と命と仕事の関係、仕事の尊さを悟る
どちらが物を愛する人によって産み出されたものなのか
あなたにとって成功とは何か、あなの仕事は何か
今ここから始める実践を
人間はあらゆる生きものたちと、共に生きる力
五感の引き出しを増やすことが、信念の力を高める
あなたにとって働くとは、仕事とは、その定義からはじめる
本当の主役とは一体どういうことであるのか。
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