万人幸福の栞より
今日に希望をもとう。明日に希望をもとう。前途にようようたる希望をもとう。仕事に、研究に、又身体に、日に月に新たな希望にもえていこう。
今回は希望をもつことを終始伝えてくれている。
非常にシンプルな内容だ。
ただ、シンプルだからこその深みがある。
希望とは一体何か?
という問いだ。
これは数年前に友人から聞いた時に、ぼくもはじめて興味が湧いたテーマだ。
たとえば、震災に遭う。両親も兄弟も家族みんなが亡くなる。家や家財道具も一切無くなる。そんな状態で、死を選択せず、希望を抱き、歩み始める人間がいる。
人は、その環境でもなぜ希望をいだくことができるのか?
希望とは一体何だ?
そんなお話だった。
これまで希望について、あまり考える機会はなかったのだが、、、確かにそうだと。
希望とは、夢とも違う、志とも違う。
希望とは何なんだろう。
ただ、確かに、「希望」には、人を死の淵からよみがえらせる巨大な力があることは想像できる。
希望があるのは人間だけだ。
そんな名言がある。
しかし、それは違うのではないか。
自然の中でたくましく生きる虫、魚、動物、そのすべてが生きる強さは何か。
それが希望なのではないか。
むしろ人間以外の生き物の生き方は、希望しかないのではないか。
知性を発達させず、希望だけで生きる道を選んだ。それもひとつの進歩だったのではないか。
偶然をすべてとし、自然淘汰を受け入れ、希望のみで生きる。
希望の力とは何か。
成功の可能性が1%しかないもの。
成功の可能性が90%あるもの。
この1%と90%の違いを「無」にしてしまう。
その力が希望にはあるのではないか。
希望さえあれば、確率なんか関係ない。
ゼロでさえなければ、100%と同じだと捉えることができる。
それを可能にするのが希望の力だろう。
もしかして、ゼロにもイチの力を与え、100%にしてしまう。
そこまでの力が希望にはあるのかもしれない。
その希望の力だけで生きる人間以外の生き物は、完璧な生態系の中で、地球に一切迷惑を掛けずに、生成発展して生きている。
不安も悩みもなく、希望だけで生きている。
では、知性が発達した人間はどうか。
科学の力を手に入れた人間はどうか。
もし、人間に希望がなかったとしたら…。
多様性はあるのか、イノベーションは生まれるか、進化はあるか、捨石となる生き方はできるのか、愛は存在できるのか。
どれもできないのではないか。
人工知能と人間の違いも希望なのではないか。
人が地球上で、あらゆる生き物たちと共に生きていくためには、希望こそもっとも大切な力なのではないか。
では、希望を抱くためには?
それは「信じる力」だろう。
自分を信じる。相手を信じる。
至誠にして動かざるものは、未だこれあらざるなり
この言葉につながるのだろう。
慮る、思いやりの心と、常に身体を整えておく大切さ
比較の世界からの脱却と本物の覚悟とは
失敗を許容する社会とレジリエンス力の必要性
志を抱くこと、実現するために歴史や古典を学ぶ大切さ
お互いが日に新たであることが、幸福と平和と繁栄をもたらす
名優から主役へかけ上がるために大切な「友」や「師」
素直な心で、外側と内側の2つの視点を同時に見つめる
正しさの追求と循環力が未来を生み出す
愛と命と仕事の関係、仕事の尊さを悟る
どちらが物を愛する人によって産み出されたものなのか
あなたにとって成功とは何か、あなの仕事は何か
今ここから始める実践を
人間はあらゆる生きものたちと、共に生きる力
五感の引き出しを増やすことが、信念の力を高める
あなたにとって働くとは、仕事とは、その定義からはじめる
本当の主役とは一体どういうことであるのか。
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