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執筆者の写真yamashina shigeru

希望は心の太陽である

更新日:2020年6月11日

万人幸福の栞より


今日に希望をもとう。明日に希望をもとう。前途にようようたる希望をもとう。仕事に、研究に、又身体に、日に月に新たな希望にもえていこう。

今回は希望をもつことを終始伝えてくれている。

非常にシンプルな内容だ。


ただ、シンプルだからこその深みがある。


希望とは一体何か?

という問いだ。


これは数年前に友人から聞いた時に、ぼくもはじめて興味が湧いたテーマだ。

たとえば、震災に遭う。両親も兄弟も家族みんなが亡くなる。家や家財道具も一切無くなる。そんな状態で、死を選択せず、希望を抱き、歩み始める人間がいる。

人は、その環境でもなぜ希望をいだくことができるのか?

希望とは一体何だ?


そんなお話だった。

これまで希望について、あまり考える機会はなかったのだが、、、確かにそうだと。


希望とは、夢とも違う、志とも違う。

希望とは何なんだろう。


ただ、確かに、「希望」には、人を死の淵からよみがえらせる巨大な力があることは想像できる。


希望があるのは人間だけだ。

そんな名言がある。


しかし、それは違うのではないか。

自然の中でたくましく生きる虫、魚、動物、そのすべてが生きる強さは何か。

それが希望なのではないか。

むしろ人間以外の生き物の生き方は、希望しかないのではないか

知性を発達させず、希望だけで生きる道を選んだ。それもひとつの進歩だったのではないか。

偶然をすべてとし、自然淘汰を受け入れ、希望のみで生きる。


希望の力とは何か。

成功の可能性が1%しかないもの。

成功の可能性が90%あるもの。

この1%と90%の違いを「無」にしてしまう

その力が希望にはあるのではないか。

希望さえあれば、確率なんか関係ない。

ゼロでさえなければ、100%と同じだと捉えることができる。

それを可能にするのが希望の力だろう。


もしかして、ゼロにもイチの力を与え、100%にしてしまう

そこまでの力が希望にはあるのかもしれない。


その希望の力だけで生きる人間以外の生き物は、完璧な生態系の中で、地球に一切迷惑を掛けずに、生成発展して生きている。

不安も悩みもなく、希望だけで生きている。


では、知性が発達した人間はどうか。

科学の力を手に入れた人間はどうか。


もし、人間に希望がなかったとしたら…


多様性はあるのか、イノベーションは生まれるか、進化はあるか、捨石となる生き方はできるのか、愛は存在できるのか。

どれもできないのではないか。


人工知能と人間の違いも希望なのではないか。


人が地球上で、あらゆる生き物たちと共に生きていくためには、希望こそもっとも大切な力なのではないか


では、希望を抱くためには?

それは「信じる力」だろう。

自分を信じる。相手を信じる。


至誠にして動かざるものは、未だこれあらざるなり


この言葉につながるのだろう。


 

慮る、思いやりの心と、常に身体を整えておく大切さ

比較の世界からの脱却と本物の覚悟とは

失敗を許容する社会とレジリエンス力の必要性

志を抱くこと、実現するために歴史や古典を学ぶ大切さ

お互いが日に新たであることが、幸福と平和と繁栄をもたらす


名優から主役へかけ上がるために大切な「友」や「師」


素直な心で、外側と内側の2つの視点を同時に見つめる


正しさの追求と循環力が未来を生み出す


愛と命と仕事の関係、仕事の尊さを悟る


どちらが物を愛する人によって産み出されたものなのか


あなたにとって成功とは何か、あなの仕事は何か


今ここから始める実践を


人間はあらゆる生きものたちと、共に生きる力


五感の引き出しを増やすことが、信念の力を高める


あなたにとって働くとは、仕事とは、その定義からはじめる

本当の主役とは一体どういうことであるのか。

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