学ぶ姿勢
教えるは、すなわち学ぶこと。 この言葉の重みを改めて感じた。 論語に「君子は上達し、小人は下達す」という章句がある。 上達するか下達するしかない。 現状維持はないというコトバだ。この言葉を同時に思い出した。 人は生きていく上で、教える立場、学ぶ立場、その立場を入れ替わりなが...
因縁
子供のころに感じた「日本人でよかった」という感情を思い出した。 当時雑誌やテレビ、学校の教科書で目にした飢餓や戦争で苦しむ姿を見て、素直におもった感情だ。 子供のころは、ただ単純にそう思えた。 地域づくりや町づくりというコトバに対して、何となく薄っぺらく感じる。...
手に負えない感覚
自分はどこから来て、どこに行くのか? 自分の血、骨、目、口、思考…、一つ一つを作りだしているのは、この日本の土、風、風景、心である。 その国土があるのは、連綿とつづく日本の先祖の人たちがあったからこそ…。 このことに、素直に相対することは、とても恥ずかしくもある。...
肯定的な感謝
確かに人間として生まれたことに対して、当たり前だと思わないとしても、感謝できているかというと難しい。 幼少のころは、小さな虫を見ては、「あぁ人間でよかった」と思うことがあった。 それは死への恐怖からだ。 死というものが恐ろしく、怖く、虫の命の短さを知った時、自らの手で虫の命...
命を生きる
「母親が生きるか、自分が生きるか…、死際を彷徨って生まれたんだよ」 と、子どものころからそう聞かされてきた。 ただ、その真実も、何もかも、実際には覚えていない。 ほとんどの人間は、人生最大の重大事件である自分が誕生する瞬間のことを覚えていない。母親の辛さを知らない。...
無邪気な返事のチカラ
すべては天の命として謹んでお受けするという人生態度は、頭で理解しても、また心で理解したところで、仕方なく、素直にこれを実践できなければいけないのだろう。 自分の行動を振りかえると、自分のこと、周りのこと、自分の周りで起きた出来事に対して、まずは受け入れる心は育っていると思っ...
PEOPLE CREATE THE WAY. THE WAY NEVER CREATE PEOPLE.
ど真ん中名刺デザインブックVol2の「おわりに」の文章を紹介します。 言霊という言葉は、よく耳にしますが、言挙げという言葉についてはあまり耳にしません。 言挙げと言霊。この二つの言葉が、日本文化を言い表している言葉のように思います。 以下、文章。...
「言葉」こそがコミュニケーションの最大の妨げなのかもしれない。
ど真ん中名刺デザインブックVol2の序文を紹介します。 橋本さんに書いてもらいました。 橋本さんは、ちょうど100人目のど真ん中名刺制作者です。 以下、内容。 「言葉」こそがコミュニケーションの最大の妨げなのかもしれない。 ヒトはいろんなものを手に入れて来た。道具や言葉を。...
人いずくんぞ隠さんや
子曰く、 そのなす所を視、 その由る所を観、 その安んずる所を察すれば、 人いずくんぞ隠さんや。 人いずくんぞ隠さんや。 ど真ん中名刺ワークショップでは、最初に簡単な自己紹介をしていただいています。 今まで下記のお題に沿って自己紹介してもらっていた。 1、あたなの師は?...
一道をひらく道(2)
明治以降、確かに教育界から巨人といわれる人物が輩出されることはなかったかもしれない。 それは一体なぜかを考えた時、資本主義経済ということに行き着くのではないか。 経済の発展、科学技術の進歩による 人々を豊にする力。 人の思想や教育の世界にスポットが当たることはなかったからで...