yamashina shigeru2020年9月27日2 分ふるき故きを温ねて新しきを知れば、以て師となるべし。 コロナの影響により、半年ぶりの親子論語塾でした。 「ふるき」とはどんな意味があるのか? 一般的には、昔の教えや本を指すだろう。 でも決してそれだけが「ふるき」ではない。 たとえば、自転車を乗れるように練習した時のことを覚えてい...
yamashina shigeru2020年4月2日1 分正しさとは君子は義に喩り、 小人は利に喩る。 君子は、それが正しいか、正しくないかで物事を判断するが、 小人は、利益があるかないかですべてのことを判断する。 (「実践・論語塾」安岡定子著) 現実社会の中では、常に、義と利の選択で悩む。...
yamashina shigeru2020年4月1日2 分正しい違和感位無きを患えず、立つ所以を患う。 己を知る莫きを患えず、 知らるべきを為すを求むるなり。 地位を得られないことを心配するよりも、どうしたらその地位にふさわしくなれるのかを考えよ。 自分のことを知られないことを嘆くより、どうすれば認められるか考えて、努力せよ。...
yamashina shigeru2020年3月31日1 分存在が消える瞬間人の己を知らざるを患えず。 人を知らざるを患う。 人が自分の実力を理解してくれなくても嘆くことはない。 他人の実力を自分が見極められないことを心配する。 (「実践・論語塾」安岡定子著) 誰に理解してもらえることがうれしいか。 それは結局自分なのではないか。...
yamashina shigeru2020年3月30日1 分道をひらく之を如何せん、 之を如何せんと曰わざる者は、 吾之を如何ともすること末きのみ。 どうしたらいいだろう、どうしたらいいだろうという悩みや苦しみを持たない人を、私はどうすることもできない。 (「実践・論語塾」安岡定子著) 義務を使命とする。...
yamashina shigeru2020年3月29日2 分誰の物語なのか。人にして遠き慮り無ければ、 必ず近き憂い有り。 もし遠い先まで見通す深い考えがなかったら、必ず足元から思いがけない災いが起こってしまうものだ。 (「実践・論語塾」安岡定子著) 今の時代、近い未来を予測することも儘ならない。 けれども予見はできる。...
yamashina shigeru2020年3月29日1 分AIと論語女、君子の儒と為れ、 小人の儒と為ること無かれ。 君は人格の立派な君子の学者になりなさい。 小人の学者にはならないように。 (「実践・論語塾」安岡定子著) この章句はまさに、現代のAIや科学技術の進歩に対して、どうあるべきかを伝えている。...
yamashina shigeru2020年3月28日2 分自分の言葉憤せずんば啓せず、悱せずんば発せず。 一隅を挙ぐるに、三隅を以つて反せずんば、 則ち復せざるなり。 教えを受けたいと思っている者は、疑問を解決したいという情熱が溢れ出るくらいにならなければ、私はこれを啓き導くことはしない。...
yamashina shigeru2020年3月26日2 分終活たとえば山を為るが如し。 未だ成らざること一簣なるも、 止むは吾が止むなり。 たとえば地を平かにするが如し。 一簣を覆すといえども、進むは吾が往くなり。 たとえば山を作るようなものだ。 あと一杯の土で完成するところまできていて、やめてしまうのは自分に責任がある。...
yamashina shigeru2020年3月25日1 分家庭の教育教え有りて類無し。 この世ではどんな教育を受けたかによって違いは生じるが、 人間は、生まれつきの上中下といった種類の差はない。 (「実践・論語塾」安岡定子著) ど真ん中名刺ワークショップでは、自分を作り上げている3つの要素を考えることをします。...
yamashina shigeru2020年3月24日1 分人の真価歳寒くして、 然る後に松柏の彫むに後るるを知る 一年で一番寒い時期になり、そこで初めて松や柏が落葉しないことに気づく。 人も大事に遭遇して、初めてその人の本当の価値が現れる。 (「実践・論語塾」安岡定子著) このブログでも何度かすでに紹介したことのある章句だ。...
yamashina shigeru2020年3月23日1 分背中其の身正しければ、令せざれども行われ、 其の身正しからざれば、 令すと雖も従わず。 上に立つ者が行状正しく品格があれば、命令しなくても民は従う。 自らが不正をはたらいていながら、厳しく命令しても、誰も従ってはくれない。 (「実践・論語塾」安岡定子著)...
yamashina shigeru2020年3月22日2 分見えない失敗已んぬるかな、 吾未だ能く其の過ちを見て、 内に自ら訟(せ)むる者を見ざるなり。 ああ、もうだめだ。 しかたがないなあ。 自分の過ちに気づいて、自分を心の奥から責め、反省する者を、私はまだ見たことがない。 (「実践・論語塾」安岡定子著)...
yamashina shigeru2020年3月20日2 分リスクを負えるかどうか人の過ちは、各々其の党に於てす。 過ちを観てここに仁を知る。 人間の過ちは、それぞれの仲間内で引き起こされることが多い。 だからその過ちをよく観察すれば、その人の仁を知ることができる。 (「実践・論語塾」安岡定子著) 今、ちょうど仲間内ではないにせよ、仕事の連携仲間の中でト...