yamashina shigeru2021年6月29日2 分見分ける力菖蒲華 あやめはなさく 菖蒲の花が美しく咲き始める頃。 非常に姿かたちが似ていて見分けがつきにくいのは、「アヤメ」「ハナショウブ」「カキツバタ」です。 みなさんは、見分けられるでしょうか? 論語塾でも一度話題にあがりました。...
yamashina shigeru2021年6月23日2 分言葉の見立て乃東枯 なつかれくさかるる 「乃東」とは、冬至に芽を出し夏至に枯れる「夏枯草 (かこそう)」の古名で、紫色の花を咲かせる「靫草 (うつぼくさ)」の漢方名である。 これまでに靫草を目にしたことはあるのかもしれないが、正直わからない。...
yamashina shigeru2021年6月10日2 分常識は変わる腐草為蛍 くされたるくさ ほたるとなる 草の中から蛍が舞い、飛び交う頃。 会社の横を流れる用水で蛍を見かけるのだが、ここ数年はみていないかもしれない。 気にしながら見るようにしよう。 そういえばカマキリもまだ発見できず。 蛍は「朽草(くちくさ)」という別名を持ちます。...
yamashina shigeru2021年6月6日2 分祈り螳螂生 かまきりしょうず カマキリが生まれてくるころ。 生まれたてのカマキリ、めちゃくちゃかわいいですよね。 子供のころはよく出会ってた気がしますが、最近はなかなか目にすることができなくなりました。 秋ごろには立派な大きなカマキリになります。 【mantis】...
yamashina shigeru2021年5月31日3 分麦に思う麦秋至 むぎのときいたる 麦が小麦色に熟す頃。 この時期に会社の周辺をランすると、黄金色に育った麦を見ながら走ることができる。 実は数年前まで、この黄金色の植物が麦だということにすら意識することがなく、意識どころか、雑草生えてんなーぐらいしか考えてなかったんじゃないかな。...
yamashina shigeru2021年5月26日2 分紅色紅花栄 べにばなさかう 紅花が盛んに咲く頃。 なのだが、、。 紅花が実際に咲くのは6月末ごろからのようで、なぜこの時期の七十二候が紅花栄なのかは不明。 実は違う花を指すのではないかという説もある。 謎です。 【紅】 日本の国旗の色は白に紅の丸となっている。...
yamashina shigeru2021年5月23日2 分野生回帰能力を完全に失った唯一の家畜化動物蚕起食桑 かいこおきてくわをはむ 卵から孵化した蚕が盛んに桑の葉を食べ始める頃。 蚕は、「一頭、二頭」と数える。 人々の暮らしを支える大変重要な生き物だったので、牛や馬などと同じく家畜として扱われてきたため。 同じ理由から、「おかいこさま」と呼ぶ地域も多い。...
yamashina shigeru2021年5月16日2 分1200時間竹笋生 たけのこしょうず タケノコがひょっこりと顔を出す頃。 あれ?っと思いませんか。 もう竹の子食べ終わってますけど…。 最も多く出回っている中国原産の孟宗竹は春先の3月中旬から、日本原産の真竹は5~6月に旬を迎える。...
yamashina shigeru2021年5月10日2 分大地の腸「環世界」とは、ドイツの生物学者であり哲学者であるユクスキュルさんが唱えた考え方。 すべての生物は自分自身が持つ知覚によってのみ世界を理解している。 つまり、すべての生物にとって世界は客観的な環境ではなく、生物各々が主体的に構築する独自の世界である、というもの。 蚯蚓出...