使命の道
「われわれ人間の価値は、その人がこの二度とない人生の意義をいか ほどまで自覚するか、その自覚の深さに比例すると言っても良いで しょう」 何のために 誰のために 真の志を立てることで 進むべき道が見えてくる 二度とない人生においての 自身の命の使い方を自覚できる。 そして...
捨欲即大欲
「欲を捨てる」ということは いまだ理解できているとは言えないが 仏教や禅の思想に、数年前から興味を持っている。 日頃から何となく〝欲〟に対して、意識するようになっている。 私の中で欲を捨てることは、「感謝できる自分になる」ことや...
人と禽獣と異なるゆえん
この世に生を受け、さらに〝人〟として 命を与えられたことへの真の感謝をまず持つこと。 そして〝人〟として生を受けたのならば 〝人〟である根拠を明確に把握することが 何よりも大切であり、 スタートラインなのだということ。 いつものことながら、正直これまでの人生の中でほとんど...
尚友
「尚友」 初めて耳にする言葉でした。 尊敬できる友人ということだけでなく、 同じ師を持ち、同じ道を求めていく 「同志」ということまで含めているということです。 まずは、師とすべき人にめぐりあうために 真の道を求め続けていくことから始めないといけません。...
親子の敬
敬とは何か? これまでの人生で、そこに疑問をもったり、そのような問いを考えたことすらなかった。 敬とは、自分より優れたもの一切を受け入れてこれを吸収し、その一切を奪い取って超えていこうとする強力な生命力である。 敬には、そういった意味がある。...
尚友
友を尚(たっと)ぶという言葉 尚(たっと)ぶとは 「請い願う」「希望する」「頼む」 また尊敬やリスペクトする などという意味を含む言葉だそうだ。 ここでいう 友の意味するところは 同じ志を持って先を行く者であり 人生においての師、先達者、同朋である。...
礼
学校生活のことを思い出すと、朝の挨拶、授業開始の礼、終わるときの礼、…常に「礼」がある。 そして、「礼」について常に先生方は生徒に注意していた記憶がある。 学校で先生が怒る一番の理由は「礼」ができていないことなのではないか。 でも、なぜ「礼」が大切であるのか。...
真面目
子どものころ、「真面目だね」とよく言われた。 その言葉は、決して誉め言葉ではなく、ちょっと嫌味を含んだ感じ。 振り返ると、子供の頃は真面目であるということは、恥ずかしいことだ。 そんな感情があったことも確かだ。 それでも、自分は真面目に授業を受け、先生の言うことに従った。...
自分の仕事
自分が直面している仕事や役割に徹する。 これは、いたって当たり前のようでありながら、今の時代、情報が氾濫し、多様な生き方、働き方、選択肢があることで、かえって難しくさせている。 それでも、周りを見渡すと、一歩一歩前に進んでいる人物というのは、自分の仕事に慎んで向き合っている...
人生の2つの視点
人生二度なし 人は必ず死ぬ 人はいつ死ぬか分からない これは誰もが逃れられない真理だ。 だからこそ 重要なのは、瞬間瞬間の歩みであり、 今をどう生きるかになる。 ただひとつ。 教育者という視点で考えた場合、 自分の歩んできた人生の反省を踏まえ、時間軸の中で、この時期までには...
志学
「志学」 もちろん論語の一説として聞いたことがある。 が、正直なところ「志学」の部分について 深く考えたことはなかった。 15歳で自分の生きる道を定め、 将来の見通しをたてていたことに 純粋に驚きがある。 自分の信条として 天に生かされているこの命を意識していくこと...
人生の始終
私はカウンセリングを生業としているので、心理学を学んでいる。 心理学者のカール・グスタフ・ユングが、 40歳を「人生の正午」と名付けている。 人の人生を「一日」としてとらえた時、 40歳を青年から中年にさしかかる 転換期であり、「人生の危機」としている。...
妙味津々
実際人間の偉さというものは、ある意味では働くことを多くして、しかもその受けるところが少ない所から生まれてくるとも言えましょう。ですから諸君らも、まず人の一倍半の働きをして、報酬は二割減をもって満足するという辺に、心の腰をすえてかかるんですね...
正直な世界
世の中は正直なのだ。 正直ということは、安心でもあり、また、怖さでもある。 良い、悪い、どう生きても、世の中は正直なのだから。 ならばこそ、どう生きるのか。 世の中は正直だからこそ、誰も見ていない、ひとりでいるときに、頭の中で何を考えているのか、どんな行動をしているのか、そ...
不思議な力
これまでの人生で苦労したことを省みると、本当にもうダメだといった心底辛い苦労は体験していない。 人並みな苦労をしてきた程度だろう。 なぜだろうか。 考えてみると、理由は2つある。 ひとつは、臆病だということ。 子どものころから、それなりに失敗しない程度の挑戦しかしてこなかっ...